ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/28/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とミハイル殿下よ。」

悠「ちぇき、一番最初に読んだ探偵小説はシャーロックホームズのバスカビィル家の犬だったおれだ」

ミハイル「モリアーティを超えるとされる天才の僕だ。」

優希「シャーロックホームズが悠さんで、モリアーティがミハイル殿下ですか…」

悠「いや、おれは古畑任三朗かな」

ミハイル「じゃあ、僕はどくろべぇだ」

優希「うん。意味が解らない。」

ミハイル「それより千歳飴」

優希「千歳です」

ミハイル「そういっただろ千歳飴」

優希「千歳です」

ミハイル「だからそういっただろちと…」

悠「終わりがねぇからやめい。っか、優希ちん。」

優希「あ、はい、なんですか?」

悠「本気でぶん殴っていいぞ。なんなら睡眠誘導装置(鉄アレイ)で叩き潰してもいいから。」

優希「い、いや、そこまでは…」

ミハイル「よしきた!ぶん殴ってやる!」

ブォン!!
パッ…!

悠「当たるか」

ミハイル「ちっ…」

悠「お前のやりそうな事くらいわからいでか」

優希「あの…それで、殿下は結局なにを言いかけたんですか?」

ミハイル「あぁ。なぜ名探偵の僕がモリアーティなんだ。どう考えてもシャーロックホームズが僕だろう。」

優希「自分でモリアーティを超えるっていったのに…」

悠「お前が……いや、すいません。もう一つだけ」

ミハイル「え、なんだね」

悠「うちの甥っ子がね。ウエイトリフティングをやってましてね……試合前に編み物をやると集中するっていうんですよ……」

ミハイル「おーやるじゃないか。」

紅菜「なんですか?」

悠「コロンボだよ。刑事コロンボの物真似。まぁ、正確には吹き替えをやった小池朝雄の真似だ。……よござんすかね」

ミハイル「意外な特技だがこの僕を前にして物真似とはやってくれるじゃないか。」

優希「似てるんですか?」

悠「あれ、優希ちん、コロンボわからないか?」

優希「俺らの世代だったら古畑任三朗とかですよ」

紅菜「あとは踊る大捜査線とかかしら」

ミハイル「というか、お前ら大して歳変わらないだろ」

悠「十歳のお前がコロンボネタ解るのが一番わからんよ。」

ミハイル「僕は博識にして天才なんだ。」

優希「それにしてもさすがにコロンボは古いですよね?」

悠「そうだな。おっさん世代が若い頃だろうしな。おれも深夜放送かレンタルでしか見たことない。でも全部見た。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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