ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/22/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは梔姐様よ。」

梔「こんにちわ。小鳥遊梔どす」

優希「あ、どうも」

紅菜「こんにちは」

梔「ところで……うちが呼ばれたんはなんでやろか?」

稲葉「それは梔姐さまが此方に来ていると聞いたからですわ。」

優希「よくわからない理由ですね。」

梔「まぁ、せっかく呼んで貰えたわけやから。うちがお話しできることやったらお話ししますえ」

稲葉「じゃあ、悠の幼少期の恥ずかしい話なんかを赤裸々にまるっと話してくだされば」

優希「後々、悠さんがブチキレませんかそれ。」

稲葉「梔姐さまが話したら切れるわけないわ。というより、キレれないでしょ?」

優希「逃げ場も当たりどころもない公開処刑みたいですね。」

稲葉「男の子はそうやって強くなっていくのよ。」

紅菜「じゃあ、千歳も強くならないとね」

優希「そんな精神的に深い傷をおってからの強さは手にいれたくない。」

稲葉「大丈夫、それがだんだんと気持ちよく感じ始めるから。」

優希「だから!俺は!そんな!特殊な!扉!開けませんから!!」

稲葉「チッ…」

優希「また舌打ち…」

梔「悠ちゃんの恥ずかしい話どすか…」

優希「今までまえふり!?」

梔「落語でいう枕というのやね」

優希「え、あ…そうです…ね(うーむ、すごくほんわかしてるなぁ)」

梔「話しというか…こういうものなら…ありますえ」
スッ

優希「?」

紅菜「可愛い娘の写真ですね。誰ですか?」

梔「悠ちゃん」

優希「えぇ!?いや、これまんま女の子でしょ」

梔「昔から髪が長い子でしたから女の子にようまちがえられてましたえ。今は立派な男児になってますけど」

優希「まぁ、確かに身長とかは立派な男ですね…。」

稲葉「あと行動とかもしっかり男の子ね」

紅菜「けど、小さいころは本当に足元まで髪が伸びてたんですね。」

梔「このころの悠ちゃんは髪のお手入れしてまへんからうねり放題やわぁ」

優希「しかし、冗談抜きでちいさいっすね……」

梔「せやろぉ。ちっちゃい手で雪だるまとかつくるてはるときは可愛いかったわぁ。」

優希「悠さんが雪だるまですか!?」

梔「昔は冬でも元気やったんえ。紅葉さんとよぅお散歩してはりましたわ。……悠ちゃんが大きゅうなって、きっと一番喜んではったんは紅葉さんやろね…。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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