ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と悠(女)よ」

悠「ちぇき、振り返ったっていい。想い出が、未来を乗り越える力になるからのおれだ」

悠(女)「焼けたオイルのニオイと爆音と血とスリルが狂喜させるあーしだ。」

優希「その二面性はなんなんすか…」

悠(女)「ホワイトな部分とブラックな部分を出してみました。」

悠「けど、見てみ。浮わついたこといったから鳥肌が沢だってる」

優希「えぇ…」

悠(女)「もっと毒吐かないと本気で体調を崩しかねないぞ。」

悠「だな。」

優希「なんなんだろうかこの人たち」

悠「まぁ、そんな事より最近ファミコンを引っ張り出してきてな」

禅「投げ…はめ…」

悠「禅、いじめかっこわるい」

禅「ふ…ふふ」

優希「?」

悠「コホン、ファミコンの黄金時代は1987年なんだぞ」

悠(女)「1986年にドラゴンクエストでRPGが浸透して、ジャンルの勢いそのままに大ヒットしたドラゴンクエストⅡ。それに続けとばかりにファイナルファンタジーを出したんだ。」

紅菜「RPGの金字塔ね」

悠「それだけじゃないぞ。同時期に3DダンジョンRPGを打ち出したデジタルデビル物語女神転生とウィザードリィ。のちにこの4シリーズはファミコン4大RPGとしてもてはやされることになるんだ。」

悠(女)「ほかにも桃太郎伝説、ヘラクレスの栄光って佳作もこの年に端を発したんだよな。」

紅名「思想系ジャンルRPGのブームもありませんでした?」

悠「本格的な推理ものな。探偵神宮寺三郎新宿中央公園殺人事件や北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ。タレントの起用で少し毛色は違うけどさんまの名探偵なんかも立て続けにヒットを記録したな。」

優希「詳しいっすね」

悠「おれの場合、初のRPGがウィザードリィからだからベッタベタのゲーマーなんだよ。」

悠(女)「今じゃよくあるけど、当時は前後編仕立てでプレイヤーに期待感を煽るのに成功したふぁみこんむかし話新・鬼ヶ島みたいな、意欲的なギミックを盛り込むタイトルも出てきたな。」

悠「この年の特徴は人気作に続くっていう動きが全部のジャンルに当てはまってたからな。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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