ー放送ー⚡電脳ラジオ(伍)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(7/6/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『ごぉっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(伍)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「お化け。俺やで。」

千世子「幽霊。千世子なのだ。」

ラム「ゴースト。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「女の子の霊ならまぁ、全部いけますですね。」

ゆえ「ゆうれいにあやまれ……!」
ゲシッ!
友利「おばきゅん!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「害がないなら幽霊が追ったほうが室温は下がりそうよな。」

千世子「一家に一霊なのだ。」

ラム「冷房にしないの。」

プロメ(仮)【ひんやりヒヤヒヤ。では、今回は「怪異の宝庫六甲山」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「六甲山はなにかと自動車やバイクを狙って現れる怪異が多い。白いスカイラインもそのひとつで、自動車で六甲山を走っていると四人が乗ったスカイラインが現れ、ループするように何度もひたすら自動車を追い抜いていくという。」

ゆうな「はい、危険運転」

ゆえ「ねっとにあげてさらしものにしよう……。」

福太郎「それぐらいされてもしゃーないね。」

千世子「平安時代には多くの妖怪たちが跋扈していた京都府においても、現代の怪異は出現しているのだ。竹切りタヌキはある最先端の研究所近くの竹林で、竹を切り倒す音のみをさせる怪異なのだ。」

ゆうな「んー……かわいいからセーフ。」

ゆえ「たけはてきどにきらないとたいへんなことになるからね……。」

千世子「けど、切り方に注意しないと危ないのだ。」

ラム「翌日見たところで竹林は何の異常もないとされるわ。これと同様の怪異は柳田国男の「妖怪名彙」に記載があり、同じ京都府で「竹伐狸」という名で伝えられていたというわ。これは近代にはすでに伝えられていた怪異が、現代にも継続して伝えられていた例ね。」

ゆうな「竹伐熊だったらもっとかわいいかも。」

ゆえ「ぱんだだ……!」

ラム「いや、クマは怖いでしょ」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「京都を跋扈する怪異と滋賀のメリーちゃん人形」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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