ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/14/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下と真桜ちゃんよ」

ミハイル「アインシュタインと肩を並べれる男の僕だ。」

真桜「GSLの真桜なの」

優希「GSL……なんの略語?」

真桜「G(グレート)S(スーパー)L(ロリ)なの。」

優希「わぁお…」

ミハイル「日本人はロリコン撲滅と二次元への逃走を抑止したほうがよくないか?」

真桜「その社会派的な発言はイマイチなの」

ミハイル「僕は社会派だ。社会派だから商売もギリギリのラインでやってる」

優希「ギリギリセーフ?それともアウト?」

ミハイル「さてさて、前回人間を安全に未来に送り出すレベルになるとデススターが必要になってくる……話をしたが、これはあまりに非現実的。」

優希「流された…」

ミハイル「なのでもう少し現実的なプランを考えるとしよう。」

紅菜「現実的な方法って?」

ミハイル「一部だけ未来と現在をつなぐ空間を作り、未来をのぞき見するという発想だ。これを実現するのがレーザー光による時空のゆがみ。」

真桜「レーザー光というのは光を収束させて発射するもので、周りは若干空間がゆがんでいるなの。そこで、レーザー光線をリング状に配置してブラックホール外周のような時空のゆがみを創出させるなの。」

ミハイル「擬似的に一部のエリアを、閉じた時間として取り出すというロジックだな。」

紅菜「映画「デジャヴ」でそういう風な装置がありましたね。未来じゃなく過去を覗き見る装置だったけど。」

ミハイル「この技術がうまくいけば、ほんの小さな未来を現代に切り取れるようになるだろうな。そこを飛び交う未来のパケットを回収することにより、未来から情報を引き出せるかもしれんな。」

優希「そうだ。さっきから未来に向けた話だったんですけど、過去にはいけないんですか?」

真桜「過去に向けたタイムマシンは、現在の科学をもってしても実現の手立ては見つかってないなの。」

ミハイル「未来へのタイムマシンはにくらべると、いっそうハードルが高いと言わざるを得んな。」

紅菜「理由は?」

ミハイル「タイムパラドックスが関わってくるのと、先と過去ではニュートリノの絶対数が違ってくる。」

優希「?」

真桜「分かりやすくいうなら未来は無理やりこじ開けても、過去は開けられないくらいベッタリ閉じてるなの」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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