ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/12/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下とチコちゃんよ」

ミハイル「言わずと知れた発明王のミハちゃんだ。」

チコ「発明王じゃなくマッドサイエンティストだろっと心の中でTwitterする私です」

優希「また口に出てるから」

ミハイル「さて、天才ミハイルの因果を乗り越え時間と対峙するタイムマシンの話だったな」

優希「昨日タイムトラベルは可能っていいましたね」

ミハイル「そうだ。」

チコ「あの、ところで時間というのはどういうものなんですか?」

ミハイル「あぁん?そんなことも解らんのか焼き肉のタレは。」

チコ「焼き肉のタレいうな!」

ミハイル「ふん。まず、僕たちが住んでいるこの世界は三次元だとおもってないか?」

優希「三次元じゃないんですか?」

ミハイル「違うな。世界は四次元。時間軸があるわけだ。縦横奥行きの三次元が時間の経過とともに変化する、その時間の経過を1つのブロックとしてとらえる。つまり「時間+三次元空間=時空」となるわけだな。」

稲葉「フィクションでは常識語の時空ね。」

ミハイル「この時空がタイムマシンを理解する上での必須知識となる。それともうひとつの必須要素が「特殊相対性理論」だ。」

チコ「……」

ミハイル「なに、目をそらしている」

優希「えと…相対性理論ってたしかアインシュタインの…だっけ?」

紅菜「特殊相対性理論では「高速で移動する物体の時間軸は、低速で移動する物体と変化がある」とされてますね。」

ミハイル「そうだ。」

チコ「……」

優希「えと、要するに、普通に暮らしている人より、日々時速数百キロでかっ飛ばしている飛行機のパイロットの方が時間経過が遅いってことかな。」

ミハイル「なかなかうまく例えるじゃないか。」

チコ「じゃあ、特殊相対性理論で考えると、高速で移動し続ければ時間が遅くなって長生きできるの?」

ミハイル「バカ者が。このズレは非常に小さい。例えば地球の周りを時速数万キロでぐるぐるぶっとび続ける宇宙基地で過ごす宇宙飛行士。この宇宙飛行士のギネス記録(748日)をもってしても地球時間とのズレはわずか0.02秒にしかならない。ただ、高速で何十年も飛び続ける人工衛星になってくるとズレは無視できないくらい、特殊相対性理論による時間補整プログラムが入っているがな。だから狂わないカーナビが使えるわけだ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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