ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/11/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはミハイル殿下とチコちゃんよ」

ミハイル「言わずと知れた天才の僕だ。」

チコ「天才ってより天災だろと心の中でTwitterする私です」

優希「つまり、呟いてるんだ」

紅菜「いま、思いきり口にしてたけど。」

チコ「すいません。なんかもう我慢できなくて」

ミハイル「なんだ焼き肉のタレ欲求不満か?発情期の兎みたいに」

チコ「こういうこと言われ続けるんです。ストレスと怒りで血管が切れそうにもなります」

ミハイル「古来より憤死はありえるらしいぞ。あっはっは」

優希「まったく反省しない人だな」

ミハイル「僕が反省する理由がない。」

優希「際ですか…。」

紅菜「殿下は普段どういうことをしてるんです?」

ミハイル「決まってるだろ。僕は科学者だ色々な研究と金儲けに試行錯誤している。」

稲葉「最近はどんなことを?」

ミハイル「うむ。発展途上国、特にアフリカの人々は貧しい暮らしなのに笑顔なのはなぜだ?先進国の人々は豊かな暮らしなのにどうしてへの字口なんだ?」

優希「それは…えーと…」

ミハイル「ヒントをやろう。貧しい国々では、今日明日を生きるのが精一杯。先進国では少なくとも今日明日は何も考えずに生きられる。」

紅菜「つまり、「今日に生きている」と「未来に生きている」ってことですか?」

ミハイル「そうだな。ただ未来は憶測することしかできず、漠然とした不安しかない。ゆえに憂鬱、ゆえにへの字口だ。まぁ、センチメンタリズム全開な前置きはどうでもいい。」

チコ「どうでもいいって…。」

ミハイル「つまり、未来が不安ならタイムトラベルすればいい。」

「「はい?」」

ミハイル「なんだ、お前らはタイムマシンも知らんのか?」

優希「いや、タイムマシンってSFの産物の?」

ミハイル「そうだ。」

紅菜「たしかに、いまでも未来を担保にしたり、タイムトラベルしたりするアニメや人気を博してますけど……タイムマシンは実現可能なんですか?」

ミハイル「確かにタイムマシンが考え出された当初、科学者たちの間では「実際にタイムトラベルを行うのは荒唐無稽な絵空事」として片付けられていた。だが、物理学の発達により「理論上」はタイムトラベルは可能だ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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