ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/5/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストも昨日に引き続いて悠と摩耶君とともき君よ。」

悠「ちぇき。冥府魔道が(略)なおれだ。」

摩耶「神出鬼没が(略)な僕です」

ともき「えーと……なんだったか、忘れたけど俺です。」

優希「昨日は…」

稲葉「悠と摩耶君とが口喧嘩したら面白そうって話だったわよね。」

ともき「なぜ、二人を争わそうとする…」

稲葉「愛し合う二人が殺し合う作品とか私好きなのよ。」

ともき「おい、こいつ相当病んでるぞ!?」

悠「おれと摩耶の仲に亀裂なんか入るわけないだろ。」

摩耶「そうそう。元からバラバラだし。」

優希「バラバラなの!?」

摩耶「バラバラだよ。」

悠「おれにいわせりゃ一心同体ってのよりバラバラのが強力だと思うからな。」

優希「どこが?普通に考えて一緒の方が完璧なんじゃ。」

悠「二人でひとつってことは常に一緒ってことだろ?それよりはバラバラだから必死に離れないように互いに手を握りしめてる方が強いに決まってる。」

優希「なるほど…」

悠「だから、おれとともきは相性がいいんだよ。おれとともきは似てないからな。きっと身体の相性も最高だと思うぞ。」

ともき「お前は最後で台無しにするよな…」

悠「なんで!?」

優希「分からないのがなんでですよ…。」

紅菜「摩耶さん的には悠さんのことどう思ってるんです?」

摩耶「僕はやきもち焼きだからね。構ってくれないと寂しいと思ってるよ。」

優希「それ、彼女の台詞ですよ。」

稲葉「あら、言われたことあるのかしら?」

優希「コホン、コホン…」

紅菜「……」

摩耶「けど、悠くんと別れたらたぶん僕のほうがダメージ大きいからね。」

ともき「そーなのかー?」
摩耶「確かに今現在悠くんの方がより僕を好いてくれてると思うよ。絶交したら三ヶ月くらい泣き暮らすのも悠くんだと思うよ。けど情が深いって事は惚れっぽいって事で、その後、先にさっさと次の友を見つけるのもやっぱり悠くんの方だと思うわけです。対して僕の方が次の親友を見つけようと思ったら……はは。中々……ね?」

悠「バーカ。別にそんな下らないこと考えなくても、ともきでも金剛でも、ここにいる優希ちゃんでも摩耶の味方だろ。」

摩耶「あはは。そうだね。けどそれ以前に悠くんと別れるつもりは毛頭ないけどね。」


稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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