ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5
ー稲葉の部屋(隣)(3/3/夕)ー
稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」
禅「烏哭禅…と…」
優希「千歳優希&…」
紅菜「紅菜の…」
稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」
稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストも無しよ。」
優希「昨日に引き続きましたね」
稲葉「ボディ・モデイフイケーシヨンの話が途中になっちゃったしね。」
優希「ひな祭りにまたあーゆー話するんですか…」
稲葉「あら、じゃあ軽くひな祭りの話から始めましょうか。本来は悠の役目なんだけど…たまには私がやりましょう。ひな祭りが祝日じゃない理由はしってる?」
優希「いえ、というか祝日だったんですか?」
紅菜「江戸時代雛祭りは「五節句」のひとつとして「祝日として存在したわよ」
稲葉「けれど、明治6年の新暦採用が「五節句(雛祭り)」の祝日廃止となって、さらに「国民の祝日」より「皇室の祝日」色が濃くなったのよ。そして、戦後になって新たに祝日を作ろうとする動きが見られるようになるのだけど、祝日制定にあたり3月3日の案や、新年度の4月1日の案も出ていたわ。けど、最終的には5月5日の端午の節句を祝日(こどもの日)とする案が採用されたのよ。」
優希「へぇ…なんでですか?」
紅菜「北海道・東北をはじめ寒冷で気候の悪い地域の多い時期を避け、全国的に温暖な時期の5月にしたというのが大きな理由のひとつとされてるわ。」
優希「なるほど。……って、知ってたのか!?」
紅菜「まぁね。」
稲葉「さて、じゃあボディ・モデイフイケーシヨンの話しに戻るけど、時代や宗教文化で見ると通過儀礼としての抜歯や美的要素としての纏足やコルセットなんかもあるわよ。」
優希「聞いてるだけで痛々しい…」
稲葉「それらに比べたら現代の美容整形なんて大した伝統もモラルも民俗学的意義もない。ただモテたいだけの中途半端な身体改造。まぁ、けど今はインプラントやスカリフィケーション等の自己主張の強い身体改造もあるけどね。」
優希「インプラントって身体に異物を埋め込むやつですよね。」
稲葉「えぇ、一時的なものなら整理食塩水の皮下注入とか、あとはビーズやシリコンをいれたりね」
優希「ひいっ…」
稲葉「豊胸手術と一緒よ。」
紅菜「スカリフィケーションというのは?」
稲葉「要するに傷ね。自発的に身体に傷をつけることで模様やアートを描く改造行為。刃物で皮膚に傷をつけるカッティングやデザインに応じて皮膚を剥がすスキンリムーバル。焼きゴテで火傷痕をつけるブランディングなんてのもあるわよ。」
優希「な、なんでそんなことをするんです?」
稲葉「だから自己主張よ。流行り廃りや衆目に流されない自己を確立するための。そんな彼らの主張の本意は所詮見た目は見た目、人間大事なのは中身ってことらしいわよ。」
優希「……いいことをいってる気はするけど…そこまでする必要はありますか?」
稲葉「いいこというわね。優希くん。私も同感よ。」
優希「え?」
稲葉「結局外見に囚われてるのよね。確固たる意志のアピールといえば聞こえはいいけど、自分の身体を踏み絵にして偏見を煽ってるようにも思えるもの。」
優希「なんか難しいっすね」
稲葉「逆にいえば身体ではなく中身を改造してる人もいるけどね」
優希「え?」
稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」
禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」
禅「烏哭禅…と…」
優希「千歳優希&…」
紅菜「紅菜の…」
稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」
稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストも無しよ。」
優希「昨日に引き続きましたね」
稲葉「ボディ・モデイフイケーシヨンの話が途中になっちゃったしね。」
優希「ひな祭りにまたあーゆー話するんですか…」
稲葉「あら、じゃあ軽くひな祭りの話から始めましょうか。本来は悠の役目なんだけど…たまには私がやりましょう。ひな祭りが祝日じゃない理由はしってる?」
優希「いえ、というか祝日だったんですか?」
紅菜「江戸時代雛祭りは「五節句」のひとつとして「祝日として存在したわよ」
稲葉「けれど、明治6年の新暦採用が「五節句(雛祭り)」の祝日廃止となって、さらに「国民の祝日」より「皇室の祝日」色が濃くなったのよ。そして、戦後になって新たに祝日を作ろうとする動きが見られるようになるのだけど、祝日制定にあたり3月3日の案や、新年度の4月1日の案も出ていたわ。けど、最終的には5月5日の端午の節句を祝日(こどもの日)とする案が採用されたのよ。」
優希「へぇ…なんでですか?」
紅菜「北海道・東北をはじめ寒冷で気候の悪い地域の多い時期を避け、全国的に温暖な時期の5月にしたというのが大きな理由のひとつとされてるわ。」
優希「なるほど。……って、知ってたのか!?」
紅菜「まぁね。」
稲葉「さて、じゃあボディ・モデイフイケーシヨンの話しに戻るけど、時代や宗教文化で見ると通過儀礼としての抜歯や美的要素としての纏足やコルセットなんかもあるわよ。」
優希「聞いてるだけで痛々しい…」
稲葉「それらに比べたら現代の美容整形なんて大した伝統もモラルも民俗学的意義もない。ただモテたいだけの中途半端な身体改造。まぁ、けど今はインプラントやスカリフィケーション等の自己主張の強い身体改造もあるけどね。」
優希「インプラントって身体に異物を埋め込むやつですよね。」
稲葉「えぇ、一時的なものなら整理食塩水の皮下注入とか、あとはビーズやシリコンをいれたりね」
優希「ひいっ…」
稲葉「豊胸手術と一緒よ。」
紅菜「スカリフィケーションというのは?」
稲葉「要するに傷ね。自発的に身体に傷をつけることで模様やアートを描く改造行為。刃物で皮膚に傷をつけるカッティングやデザインに応じて皮膚を剥がすスキンリムーバル。焼きゴテで火傷痕をつけるブランディングなんてのもあるわよ。」
優希「な、なんでそんなことをするんです?」
稲葉「だから自己主張よ。流行り廃りや衆目に流されない自己を確立するための。そんな彼らの主張の本意は所詮見た目は見た目、人間大事なのは中身ってことらしいわよ。」
優希「……いいことをいってる気はするけど…そこまでする必要はありますか?」
稲葉「いいこというわね。優希くん。私も同感よ。」
優希「え?」
稲葉「結局外見に囚われてるのよね。確固たる意志のアピールといえば聞こえはいいけど、自分の身体を踏み絵にして偏見を煽ってるようにも思えるもの。」
優希「なんか難しいっすね」
稲葉「逆にいえば身体ではなく中身を改造してる人もいるけどね」
優希「え?」
稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」
禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」