ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(3/1/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともき君よ。」

悠「ちぇき。冥府魔道が(略)のおれだ」

ともき「少し陽気が出てきて昼間ウトウトする俺です」

優希「三月に入りましたね。」

ともき「あぁ。このまま暖かくなってくれたらいいんだけど」

悠「……」

紅菜「悠さんは寒いのダメだから嬉しいんじゃ無いですか?」

悠「嬉しいけど、雪見酒が出来なくなるのがなぁ」

ともき「少しは飲むの自重しとけ」

悠「酒まで止められたらおれは何を楽しみに生きていったらいいんだよ…」

ともき「孤独のアル中みたいなこというな」

悠「いっひっひ。けど、白くなった薔薇を見てると酒が進むんだずぇ」

優希「白いバラ?」

悠「雪が積もって白くなってくのを見ながら一杯やるのはなかなか絵になるんだぞ」

優希「風流なのかどうなのかわからないっすね。」

悠「解らないことを考えんな頭いたくならぁ。」

優希「……」

ともき「憎しみが止まらないだろ」

悠「わ~萌……けど、やっぱり暖かくなるのはいいな」

優希「いま、萌えっていいかけた?」

悠「あははは」

優希「なんで笑った!?」

悠「いやはや、最近は油断するとつい小さなことに萌えちゃうから怖いわ。」

ともき「今の流れに萌える要素はなかったはずだぞ。」

稲葉「悠は上級の変態だから逆に超初級の罵声で元気になっちゃうのよ。」

悠「人をMみたいにいうな。」

ともき「悠はNだろ」

悠「ニュータイプ?」

ともき「ナチュラル」

稲葉「ニート」

悠「だれが自然なニートだ!」

優希「うまいこと重なったな」

稲葉「じゃあ、Mじゃない悠の好みの恋愛シチュエーションは?」

悠「そうだな。おれは好きな子に恋愛の相談されるとか?」

優希「あ、意外と普通…」

悠「気づいてるくせに…っていう絶望とか今の相談もしかしておれのこと?とか期待させておいて実は気づかれてもいない上におれのことはどっちかというと薄ぼんやりと嫌いっていうくらいが一番グッとくるな。途中で間違い電話だったことに向こうが気がついて突然切られたりしたらもう最高」

優希「いや、深い!?」

ともき「深くキモいな」

悠「いっひゃひゃひゃ。」

ともき「なんで笑い出した…」

悠「笑うタイミングかなと」

ともき「お前の精神はどこにたどり着いてる」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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