ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡

ー稲葉の部屋(仮)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅の…」

稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」

稲葉「今日のゲストは六花ちゃん、魔理沙、霊夢でお送りするわ。」

六花「あれ?ともき君来てないのー」

稲葉「ツッコミ疲れですって。」

六花「そっかー。」

魔理沙「ま、とりあえず始めようぜ。」

霊夢「あ。今日はもう一人居るわよ。」

魔理沙「へ?」

早苗「東風谷早苗です。」
魔理沙「なんで、早苗がいるんだよ。」

霊夢「私たちよりこっちの怪談知ってるから適任でしょ。お願いね。」

早苗「はい、霊夢さんのお願いなら喜んで」

魔理沙「む~…なんか気にくわないぜ。」

六花「巫女、巫女、魔法使い、シスター…和洋折衷だねー。」

禅「悠さんが…居たら…喜んで…たでしょうね…。」

稲葉「悠はラスタに入り浸ってるらしいわね。まぁいいわ。始めましょうか。」

六花「あ、ちょっと待って。あたしも一人呼んだから…鈴猫さーん。」

鈴猫「え、えーと…なんで私が?」

六花「ほら、鈴猫さん前に奇妙な体験したって…」

鈴猫「あぁ、あれね…えーと、じゃ私が話すね。怖いって言うか奇妙な人に遭遇した話なんだけど…」

花の配達で遅くなった帰り、用事を思い出し、電話で友人と話をしていたの。

暫くして、ふと、斜め前のビルの螺旋階段に目をやると、おばあさんが階段の途中で立っている。

しかも、こちらをずっと見てる…

なんだろと思いつつ適当に無視して喋りつづけると、なんとそのおばあさんはこちらに向って歩いてきて、すぐ目の前に立ちはだかる。

驚き、「な、何ですか、一体」と文句を言うと…

一言ポツリ…

「あんた明日死ぬよ」。

しかも、手は血だかケッチャプだかわからない赤いものがびっちり。

愕然とする私を尻目にそのまま去っていったわ。

鈴猫「未だに…思い出すと寒気がするおばあさんだったな…。ひゃわっ?!」

六花「わぁ~鈴猫さん。お腹すべすべー」

鈴猫「ちょ…六花ちゃん。話聞いてた?」

早苗「じゃ私が話しますね。ある有名な心霊スポットへいった方のはなしです…」

友達と二人、深夜に車で行ってみたんです。

トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。

あ!と思って、慌ててブレーキを踏んで、降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。

なんでもガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれないということです。

「あの幽霊は助けてくれたんだ」

そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についたそうです。

トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に、先ほど目の前を横切った女の人の姿が‥‥。
その女の人は、こう呟いて、すぅーっと消えたそうです。

早苗「………死ねばよかったのに…って…」
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