ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(11/26/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「においお化け。俺やで。」

千世子「ブキミちゃん。千世子なのだ。」

ラム「ババヤン。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「においお化け、こりはもうエロエロな感じがしますね。」

ゆえ「やかましい……!」
ゴスッ!
友利「ろぶぁ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「やたらキツイ香水の匂いを振りまいとる妖怪みたいな人おるよな」

千世子「臭害っていうのなのだ。」

ラム「場所次第だと気持ち悪くなるほど地獄になるのよね。」

プロメ(仮)【脳に来る。では、今回は「人に憑りつく死者の霊」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「現代では、自然に存在する妖怪の類よりも、死者の方が実在するものとして受け入れられやすい傾向にある。そのため、人間は死後何らかの未練や執着からこの世に留まっており、意識的か無意識下に関わらず何らかの形でその霊の近くにやってきたL、呼びかけるなどをした場合、その人間に憑りついて害をなすという話がよく語られる。これは心霊スポットを訪れた人間に憑りつく霊などの話が典型的で、よく書籍や心霊を扱ったバラエティ番組でも題材になる。また、これらの霊によって引き起こされる何らかの障害のことは、霊障と呼ばれることが多い。」

ゆうな「お父さんもよく霊障にかかってるのか夜中に頭掻きむしってるときあるね。」

ゆえ「てふだじこぉぉーってさけびなからね……。」

福太郎「霊関係ないなぁ」

千世子「霊障という言葉は元来心霊化学にはなく、近世以前の文献にも見受けられないため、恐らく近年になって生まれた言葉だと考えられるのだ。これを引き起こすのは、現世に恨みを持った使者とされることが多いけど、動物霊の仕業と考えられることもあるのだ。」

ゆうな「じゃあ、お父さんが夜中に吼えてるのも動物霊に憑りつかれているせいだね。」

ゆえ「こうかつぅぅぅぅっ、てね……。」

千世子「やっぱり霊関係ないのだ。」

ラム「人の霊の場合、地縛霊や浮遊霊といった死者たちが憑依しているされることも多いわ。このように、現代では何かと憑依による災厄の犯人を死者に求めることが多いわ。」

ゆうな「お父さんが…」

ラム「違う」

ゆえ「くいぎみきゃんせる……。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「憑依を凶器とする怪異たち」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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