ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(10/21/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「霊界。俺やで。」

千世子「スピリチュアル。千世子なのだ。」

ラム「霊道。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「色欲界へと誘われたいですね。」

ゆえ「じごくにおちろ……!」
ギャドッ!
友利「じゅぎゃい!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「地獄でも楽しみそうやけどね。」

千世子「全地獄制覇しそうなのだ。」

ラム「地獄めぐりってそういうんじゃないのだけどね。」

プロメ(仮)【現代のダンテ。では、今回は「連れ去り」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「誘拐という行為は現代やと立派な犯罪であり、法によって裁かれるもんや。しかしその犯人が人ならざるものやったらどうやろう。そんな話は、古くから伝わっとる。「神隠し」は神や妖怪が人を連れ去ることを指し、多くは天狗の仕業とされ、「天狗隠し」という言葉もある。これは何の前触れもなく人が失踪することを意味し、現代でも比喩表現として使われとる。」

ゆうな「神隠し、でも髪がない人は禿を隠す」

ゆえ「それいじょういけないっ……!!」

千世子「近代以前においても、神隠しにあった人間は必ずしも帰ってこないわけではなく、時には無事に人々の前に現れたのだ。江戸時代に
平田篤胤が、天狗にさらわれ神隠しにあったという少年、寅吉に取材した内容をまとめた「仙境異聞」は、最近話題になったこともあり有名なのだ。」

ゆうな「少年トラチー」

ゆえ「てんぐをぼっこぼこにしそう……。」

ラム「一方、死体で見つかる例もあるわ。これは殺人や事故によって放置された死体が見つかったものとも考えられるけど、当時の人々はこれを神や妖怪の仕業と考えることで、もう帰ってこない命をあきらめていたのかもしれないわね。」

ゆうな「死体が消えたい、現れたりするってことは……ははーん、時間差でのリスポーンだね。」

ゆえ「むげんふっかつ……!」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「異次元・異界に連れ去る怪異」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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