ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(10/4/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「獺。俺やで。」

千世子「川女。千世子なのだ。」

ラム「カマキリさん。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「川に女……これはもうえちちな展開待ったなしですね!!」

ゆえ「とうろうけん……!」
ズバッ!ズバッ!
友利「ざんげきっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「鋭い攻撃」

ラム「形象拳も使えるのね。」

千世子「さすがゆえちゃんなのだ。」

ゆえ「こぉぉぉっ……!」

プロメ(仮)【気迫がすごい。では、今回は「死をもたらす呪いの怪異たち」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「今までの話に限らず、怪異や妖怪、神の類が物理的な攻撃をせずに人を死に至らしめる話は数多く、近世以前は死をもたらす呪いや祟りは当たり前にあるものとして受け入れられとった。」

ゆうな「D・E・A・T・H」

ゆえ「とくしゅしょうり……!!」

千世子「けれど文明が発展し、生命の死が科学的に解明されるようになった近代以降でも、呪いは死をもたらすものとして存在し続けたのだ。それは、呪いが死をもたらす原理が科学的に解明できないことが、より恐怖を増長させるからなのだ。」

ゆうな「死の先を行く者たちよ」

ゆえ「そのみにきざめしんぎ!にーべるんう゛ぁれすてぃ……!」

ラム「また、他によく見るのが「不幸になる」などの概念的な厄災を起こす呪いね。代表的なものは不幸の手紙。これは文面に記された一定の人数に同じ文章を送らないと不幸になる、とされた手紙だけど、大正時代には幸福の手紙として同様の手紙が日本に流入したことが確認されているわ。また先述した紫鏡やトミノの地獄などでは「死ぬ」ではなく「不幸をもたらす」とされる場合の方が古く、不幸の概念が具体的に死に変換される怪談も多いわ。」

ゆうな「呪いは形のない概念だからこそ、不幸っていう概念をもたらすことが許されるんだね。」

ゆえ「ほかのきょうきにはない、のろいのとくちょうだね……。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「呪いで精神と肉体を破壊する」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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