ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(2/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともきくんよ」

悠「ちぇき。この世で統治に必要なのは冷静な後始末係だと思うおれだ。」

ともき「そういう影の傑物(けつぶつ)はただのカリスマよりずっと少ないと思う俺だ。」

優希「なんか社会派みたいな前口上で入りましたね。」

悠「たまに賢そうなふりしとかないと馬鹿ってことがバレちゃうからな」

稲葉「既に周知の事実よ?」

悠「ばんなそかな…」

ともき「まぁ今の発言で賢くはないと思われるよ」

悠「おいおい、「ばんなそかな」は、あの偉大な科技大の上田しぇんしぇのお言葉だぞ?なぜベストをつくさない。」

優希「悠はベストをつくしてるの?」

悠「尽くして尽くしてさくばんば色々渇れ果てたよ」

ともき「どこで何してたんだよ」

悠「あー…最近忙しいな」

ともき「小学生でももっと上手く話をそらすぞ…」

紅菜「悠さんは忙しいと暇の境界が区別しにくい人に見えるのは私だけかしら?」

優希「確かに……忙しくなかったら何してます?」

悠「旅行とかいきたいな。」

ともき「旅行か…。」

悠「つかさとの新婚旅行とか想像してる?」

ともき「してねぇよ!」

紅菜「じゃあ、悠さんは誰と行く想像ですか?」

悠「いや、行くとしたらひとりで行くけど。」

優希「なんで?!」

ともき「気にするな。悠は集団行動ができないだけだよ。」

優希「ま、まぁそれは置いといて行きたい場所とかあるんですか?」

ともき「世界の中心(エアーズロック)とか見てみたいな」

悠「オーストラリアいいな」

紅菜「綺麗だし独特の自然がいっぱいですしね」

悠「コアラめっちゃ抱っこした」

優希「コアラ!?」

悠「なんだよ。」

優希「悠はどっちかっていうとタスマニアデビル手懐ける側じゃ…」

【タスマニアデビル】
学名:Sarcophilus harrisii
別名:フクロアナグマ

哺乳綱フクロネコ目フクロネコ科タスマニアデビル属に分類される現生で世界最大の肉食有袋類。

獰猛の代名詞タスマニアの悪魔

悠「失敬な。どちらかといえばワラビーとお話したい側だよ。」

優希「頭の中、わりとシルバニアファミリーチック!?」

悠「ワラビーはかなり可愛いのにカンガルーはよく見ると妙にアンニュイ…。でもカモノハシはわりと…」

優希「何でそんなにオセアニアの動物に詳しいんです…」

悠「動物がちぇき…もとい、動物がちゅきだから。」

ともき「そういえば…よく上野駅の方にもいってるな」

悠「上野公園いいぞ。引くぐらい鳩がいて。たまに本気で子供泣いてるし」

ともき「いいのかそれ」

悠「そして上野動物園にいるハシビロコウ。あの目付きの悪さと距離感が素晴らしい。」

優希「パンダじゃないんだ…」

ともき「あの鳥なんか悠に似てるよな…。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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