ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(2/15/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠とともき君よ。」

悠「……」

優希「?」

ともき「おい、起きろ。」

悠「ふぉ?ね、寝てないよ」

紅菜「いえ、ばっちり寝てましたよ」

悠「昨日から寝てないんだ…。」

ともき「ラスタから帰って寝てなかったのか。」

悠「三日月で優日と日本の伝統という名の因習しちまったんだ」

優希「因習?」

悠「飲み明かした。」

ともき「お前もバカだけど優日もバカだな。」

悠「返す言葉もない…。」

優希「あの、二日酔いとかは?」

悠「いや、そのあたりは大丈夫。眠たいだけ。」

優希「タフですね…」

悠「いや、人並みだよ。まぁ、ちょっとダルいときは黄連湯(おうれんとう)とか飲むし。」

紅菜「黄連湯?」

悠「二日酔いに用いる漢方のひとつ。ちなみに「湯」がつくのは煎じ薬な」

ともき「それにしても悠は飲みすぎだし、タフすぎなんだよ。しまいに胃が荒れ果てるぞ」

悠「まぁ、大丈夫。」

優希「その根拠のない自信はどこから…」

悠「もし、おれの胃が破裂するとしたら先に小雪の胸が破裂してるだろ?」

稲葉「なるほど」

ともき「なんで納得した!?いや、なんで納得できた!?」

優希「というか…悠はなんでそんなに飲むんだ?」

悠「バカみたいなだけど旨いからだな。」

優希「わぁ、わかりやすい」

悠「ハッキリと酔わないのがたまに辛いけどな」

紅菜「酔いたいんですか?」

悠「そりゃな。逆に酔えないから酒を飲まないって人もいるくらいだし」

優希「悠は酔いたいし飲みたいと?」

悠「まぁな。綺麗なお姉ちゃんがいればさらによし」

ともき「酒と女でダメになる究極の例えだな。」

悠「詩人李白は酒に溺れて月夜の池に沈む。名前はまだない猫はビール酔って溺死。とある南の島では猿が酒の味を覚えてしまいに人から酒を盗むようになる。物語に出てくる悪役は大概酒のみ。合コンでも接待でもキャバクラでも酒がないと始まらない。」

ともき「なにがいいたい?」

悠「要するにだ…理性を取っ払うには酒が一番なんさね」

ともき「悠は酒のまえに理性の種をのんどけ。」

悠「おれはアモスかよ」

ともき「っか、しまいに叫喚地獄に落ちるぞ」

紅菜「酒乱が落ちる地獄ですね。16小地獄が全部酒絡みの」

優希「なんで詳しいんだ…」

悠「いや、おれはのほほんと幸福絶頂な人生を送ってあげく天国にいく予定なんだけど」

ともき「トップでもいったけどドあつかましいんだよ。」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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