ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(8/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「逢魔が時。俺やで。」

千世子「朝の吸血鬼。千世子なのだ。」

ラム「赤マント。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「吸血鬼は美少女でなければいけない党を結集したいです!」

ゆえ「だんでぃなきゅうけつきもええやろがい……!」
ズブスッ!
友利「がばりゃっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「吸血鬼はどのタイプでも人気出るよな」

ラム「確かにそうね。人間タイプでなくても吸血鬼系統は人気よね。」

千世子「吸血鬼の眷属とかカッコいいのだ。」

プロメ(仮)【ヴァンパイアは大人気。では、今回は「日中現れる怪異は少数派」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「怪異たちには出現する場所以外に、出現する時間が決まっているものが多い。日本民俗学の開拓者、柳田国男が「妖怪談義」にて幽霊は丑三つ時に、お化け(妖怪)は黄昏時に現れると書いたことは有名だが、異論も多く出ており、現代の怪異もこれらの時間に固定して現れるわけではない。」

ゆうな「時間どおりに来てもらいたいよね。」

ゆえ「じかんのやくそくはだいじ……。」

千世子「しかし、現代の怪異が出現する時間帯を拾ってみると、かつて逢魔が時とも呼ばれた黄昏の空の下と、草木も眠る丑三つ時の様な深夜帯が多いのは確かなのだ。」

ゆうな「夜型の生活は良くないね。」

ゆえ「せいかつしゅうかんただしてどうぞ……。」

ラム「早朝を出現時間とする怪異は少ないわ。朝の吸血鬼はその名の通り朝の通学路に出現する珍しい怪異よ。黒いマントを羽織った怪人で、「きみ黒が好きかい?」と尋ね、「嫌い」と答えるとそのまま殺され、「好き」と答えると二年間付きまとわれたうえで殺されてしまうわ。これは赤マント系統の色を問う怪異に加え、黒いマントから吸血鬼を連想して生まれたものと思われるが、吸血鬼にも関わらず朝が平気とされているわ。」

ゆうな「どっちにしろ最後は殺されるのひどくない?」

ゆえ「2ねんかんのあいだにゆうじうをはぐくんでかいひしよう……。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「日中現れる怪異は少数派」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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