ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡9

ー稲葉の部屋(隣)(6/30/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「鵺。俺やで。」

千世子「招き猫。千世子なのだ。」

ラム「豆狸。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「ぬええーーん、ぬええーーん……えへっ☆」

ゆえ「……」
ゲシッ
友利「☆」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「無言の喧嘩キック」

千世子「特に言うことはなかったけどとりあえず蹴りを入れたって感じなのだ。」

ラム「言葉にしたらかなりむちゃくちゃね。」

ゆうな「でも、蹴られた方は悦んでるから」

プロメ(仮)【多少はね?では、今回は「現代の乗り物系怪異たち」でトークしてもらいます。レディファイト!】

千世子「のっぺらぼうがタクシーに乗ってくる話もあるのだ。」

プロメ(仮)【この話では運転手が「この辺りには化け物が出て、美しい女だと思っていると実は目も鼻も口もないのっぺらぼうなんだ」というと、乗客が目も鼻も口もない顔を運転手に見せ、「こんな顔か」という話が語られています。】

友利「身体がエッチだったら顔がないくらい問題ないと思いますです。むしろ新たな興奮が生まれるんじゃないでしょうか!!」

ゆえ「さまーそると……!」
ギャド!
友利「ばびゅっ」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「この類の話は小泉八雲の「貉」でのっぺらぼうがみせる行動とそっくりであり、同様の展開は古くは四世紀の中国の小説「捜神記」まで遡ると考えられとる。現代ののっぺらぼうの話は、タクシーいう、乗り物を利用しながら、伝統的な怪異が生き残っている怪談と言える。」

ゆうな「伝統的なのっぺらぼう」

ゆえ「いまだったらねっとにさらされそう……。」

ラム「電車においては、車内で携帯電話を使い続ける女子高生を叱るため、携帯電話そのものが変形して携帯ばばあが出現する。また隣の女は電車の中で特定の人間にしか見えない髪の長い女で、突然現れたかと思えばどこかの駅で降り、消えてしまうわ。」

ゆうな「形態が変形して婆が現れる」

ゆえ「あらてのとらんすふぉーまーかな……?」

福太郎「また近年では、電車が異界駅へと迷い込んだ話がインターネット上を中心に多数語られているが、そン中には全車両の乗客が消え、車掌の肌が白粉を塗ったように真っ白に変わるあまがたき駅のように、電車の中においても怪異が発生する話もある。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「電車でいつも見かけたあの人は…」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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