ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(2/3/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは百目鬼雲水さんと悠よ。」

雲水「がはは。鬼といわれたらこの俺よなぁ」

悠「ちぇき、冥府以下略のおれだ。」

優希「二人の組み合わせは初ですね」

雲水「そうだな。つーかよぉ。俺なんか呼んでどーすんだ?」

稲葉「ご自由にトークしてくだされば大丈夫ですわよ」

雲水「ってもなぁ。」

悠「あれだよ。適当にしててもここならなんとかなるぞ」

雲水「そうなのか?」

優希「そうかもしれなませんけど…」

雲水「じゃあ、とりあえずだ。お前手どした?」

悠「捻挫だ」

雲水「ドジだな」

悠「うるへぇ。捻挫と筋肉痛ですんだのが奇跡的なんだぞ!」

優希「なにしたんですか?」

悠「えとな…凝縮に凝縮された鉄球を受け止めか感じ。」

優希「まったく意味がわかりません。」

雲水「鉄球くらいキャッチしたらいいだろ」

悠「できるか!」

稲葉「クスクス、冗談ばっかり」

悠「冗談でもねぇし。鬼と俺を一緒にすんな」

雲水「がははは。鬼、鬼と連呼するな。今日は節分だぞ。豆が飛んできたらどーする」

悠「鉄球を受け止められる人間が今さら豆て…」

雲水「下手にデカイ球より、豆みてぇな細かいのを思いっきりばら蒔かれた方が嫌だろ?」

悠「……確かに嫌だな。」

雲水「だろ?」

悠「そう考えたら豆怖いな」

雲水「ピンポイントで耳のなかとか入ったら地獄だぜ」

悠「うわぁ、それは嫌だ。絶対嫌だ。」

優希「あの…豆の用途はぶつけるものじゃないですからね」

悠「目からまなこでた」

優希「鱗だよね!?目から目がでてるよそれ!」

悠「あぁん?」

優希「なんでキレてるの!?」

雲水「鬼に衣な奴だな」

悠「バカいえ、おれは昔から親に似ぬ子は鬼子と呼ばれてたんだぞ。」

稲葉「お父様が聞いたら悲劇よね」

悠「おれの親はお母さんだけだぜ?」

優希「鬼を酢にして食うような事を…」

悠「別に向こうもそう思ってるはずだし。」

雲水「鬼の目にも涙と言う言葉があるだろう」

悠「ふん、親父は鬼面人を威すような奴だぞ」

雲水「そうつっぱるのもいいが鬼籍に入ってからでは色々と後悔するぞ」

悠「ふん」

紅菜「さて、皆はいくつ鬼諺がわかったかしら?」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」







鬼に衣:表面上はやさしそうでも心は恐ろしいことよ。または不必要なこと

親に似ぬ子は鬼子:本来、親に似るはずの子供が親に似ていないのは鬼の子供だからだ。嫌みの言葉

鬼を酢にして食う:恐ろしいこと何も感じずに平気に思うこと

鬼の目にも涙:怖くて恐ろしい、心が冷たい、そんな人ではたまには優しくなるということ

鬼面人を威す:見た目の恐ろしさだけで人を脅かそうとすること

鬼籍に入る:死ぬこと
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