ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(5/1/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「大蜘蛛。俺やで。」

千世子「鬼蜘蛛。千世子なのだ。」

ラム「アラクネ。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「蜘蛛、糸、産卵……これはエッチな話ですね!」

ゆえ「すとーんふりー……!」
ドガガガガッ!
友利「けっちゃくぅぅぅっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「スターオーシャン楽しみ?」

ゆえ「めっちゃたのしみなんだよなぁぁぁっ……!」

千世子「迫力がすごいのだ。」

ゆうな「ゆえには楽しみといったら楽しむ凄みがある!!」

ラム「どんな凄みよ…。」

プロメ(仮)【覚悟が道を切り開く。では、今回は「生活の外からの来訪者」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「その生活空間で死んだ人間の霊が外部から訪ねてくる話もある。」

ゆうな「隙を見せるほうが悪い」

ゆえ「かくじつにしとめるっ……!!」

福太郎「具体例としては……」

プロメ(仮)【かつてあるアパートの部屋で自殺した女性の霊が、廊下を徘徊して自分の住んでいた部屋のドアを開け、侵入してくる寂しがりやの幽霊。】

ゆうな「寂しいからってやっていいことじゃないよね。」

ゆえ「おひきとりねがおう……。」

福太郎「手厳しいなぁ」

千世子「他にも両親に叱られ、部屋から追い出されたあとに十三階から落ちて死んだ少年の霊が、その部屋に住む人間を無差別に襲うようになったという呪われた部屋の話などがあるのだ。」

ゆうな「どうあがいても迷惑をかけてくる。」

ゆえ「じゅうよんかいからたたきおとしてやろう……。」

福太郎「容赦なし。」

ラム「これらに共通するのは、家や部屋から見ると、ある意味では異空間となる場所からやってくる点ね。隙間に出現する怪異の場合、部屋という空間の中で普段は注意して見ない隙間が出現場所となっているわ。窓や戸の向こうは部屋そのものとは隔たれた空間であり、窓や戸を開けることが怪異の被害にあう条件になっていることが多いわ。」

福太郎「引き戸やタンスは、開けてみんと中に何があるか視認できん閉じられた空間で、天井もまたその裏に何がひそんどるかわからん場所であり、怪異はその向こう側からやってくる。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「生活の外からの来訪者」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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