ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡8

ー稲葉の部屋(隣)(3/30/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「毒怪鳥。俺やで。」

千世子「毒飛龍。千世子なのだ。」

ラム「毒魔獣。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「エッチな気持ちになる毒をもつ触手型かスライム型か……悩みどころですね!!」

ゆえ「どくしゅ……!」
ズバッ!!
友利「ごふぉっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「毒要素は?」

ゆえ「あいてをこんとうさせます……。」

ラム「それは毒じゃなく手刀による脳震盪うでしょ。」

千世子「ダウンさせてはあるのだ。」

プロメ(仮)【一撃。では、今回は「死の気配を感じさせる病院、墓場」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「病院は無意識のうちに死を意識してしまう場所であり、それが怪異という形を伴って、語られるようになることが、怪異の増加に繋がってとるもんと思われる。」

ゆうな「ゴーレム、ストーンゴーレム、ゴールデンゴーレムみたいな感じかな」

ゆえ「いろちがいもんたー……。」

ラム「これと同様に街中で死の匂いが色濃い場所といえば、墓場があるわ。有名なものは東京の青山霊園に現れ、タクシーを呼び止めるタクシー幽霊ね。」

ゆうな「バックミラーを確認するといなくなっててシートが濡れていた」

ゆえ「りょうきんとせいそうりょうをおいてかんかい……!!」

千世子「他にもかつて何人もの人を殺害した女性殺人鬼が現れ、「次はお前の番だ」とささやく女性連続殺人鬼の幽霊、夜の墓場で自分の髪やカラダに火を纏って遊んでいる火遊び女など、様々な怪異が出現する場所として語られているのだ。」

ゆうな「火遊び女ってなかなかのパワーワード」

ゆえ「ぱいろきねしすののうりょくしゃかもしれない……。」

福太郎「墓場は死者を葬る場所。もちろん墓に眠る人々はきちんと埋葬、供養されとる。しかし現代人はどうしてもそこに死者の気配を感じ、怪異の影を見る。これは近代以前に比べ、死が身近なものでなくなったからこそ、こういった死に直接かかわる場所に、より大きな市の気配を感じてしまうようになったんかもしれんね。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「怪異がさまよう廃墟」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
21/100ページ
スキ