ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(3/2/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「グレムリン。俺やで。」

千世子「チュパカブラ。千世子なのだ。」

ラム「モスマン。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ!」

ゆえ「うらぁぁっ……!」
ズドン!
友利「ぬ゛ぎー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「吸力が強そう」

千世子「すっぽんもビックリなのだ。」

ラム「ある意味怪物ね。」

プロメ(仮)【ダイソンかな?では、今回は「車を追う高速道路の怪異たち」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「自転車で高速道路に出現する怪異もおる。蕎麦屋のおっちゃん文字通りソバ屋の出前に向かうバイクに乗った男性、という様相でバイクを追い抜かして行くし、100キロで走る車と並走する自転車に乗った真面目なサラリーマン風おじさんも高速道路に現れ、名前の通り自動車と並走する。」

ゆうな「ウーバーイーツの最終形態じゃない?」

ゆえ「もしかしたらすーつをきたりょうつかんきちのかのうせいもある……。」

福太郎「とりあえず高速道に自転車が侵入しとったら通報が一番」

ラム「このように、高速道路には自動車を追いかけたり、追い抜かしたりする多数の怪異が現れるわ。その理由としてはいくつかのことが考えられるわ。」

ゆうな「つまり……レースだね。」

ゆえ「しゅとこうのおおかみ……!」

千世子「まず、通常の道路よりも上の速度で自動車を走らせる場所にもかかわらず、それ以上利スピードで走ってくるという恐ろしさなのだ。しかも彼らは生身や自転車であり、自動車や飛行機などは使わないのだ。加えて高速道路は普通の道路と同じように一時停止や道を変えたりすることが基本的にできず、動きが制限されるのだ。それにより必然的に怪異と競争をし続けなければならない状況が作りだされるのだ。その上高速道路は事故を起こすことより甚大な被害を受けやすいのだ。実際に事故を誘発させる怪異は多いのだ。それが更なる恐怖を煽ることとなるのだ。」

ゆうな「タクシーに乗った桐生ちゃん呼ばなきゃ」

ゆえ「れーすでもまけて、そのあとしっかりとぼこぼこにされそう……。」

ラム「また、高速道路には普段徒歩で立ちいることのできない隔離された空間。自動車でしか入ることのできない高架の世界はある意味で地上とは異世界となるわ。高速道路はこうした要因により、怪異の出現を想像しやすい空間なのかもしれないわね。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「異界に繋がるトンネル」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
93/100ページ
スキ