ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(2/10/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「天狗。俺やで。」

千世子「山彦。千世子なのだ。」

ラム「木霊。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「天狗の鼻は性的なアピールをしてると思いませんです?」

ゆえ「てんぐにさらわれてしまえ……!」
ベチン!
友利「てんぐぅっっ!!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「天狗の仕業じゃ」

ラム「なんでも天狗のせいにするんじゃないわよ」

千世子「風評被害待ったなしなのだ。」

ゆうな「天狗もビックリ」

ゆえ「まぁ、わるいきゃらでえがかれてることもおおいしたしょうはね……。」

プロメ(仮)【天狗の団扇。では、今回も「山を舞台にした怪異譚」でトークしてもらいます。レディファイト!】

ラム「山に現れる怪異が多いのも、基本的二は水辺と同様の理由だと思われるわ。古来より山は人里の境界にあるものであり、妖怪や怪異が現れる恐ろしいところでもあったわ。」

ゆうな「山は怖いよね。」

ゆえ「やくざがなにかうめにきてたり……。」

福太郎「そら怖いな」

ラム「怖い意味が違うのよねぇ」

千世子「天狗が人を攫い、「山姥」が人を食う、そんな昔話は現代の子供たちにもよく語られているのだ。山は水辺と共に身近な異界であり、神や妖怪の住む場所だったのだ。加えて、山に住む民は里に住む民に異なる異界の住人として捉えられ、時に妖怪視されたのだ。」

ゆうな「ああ、お父さんとか山に居たら妖怪みたいなもんだしね。」

ゆえ「そもそもいけぶくろにでるとしでんせつみたいなもんだから……。」

福太郎「また山は黄泉の語源とも考えられ、死んだ人間の魂が山へ昇るという思想は各地に記録が残る。また死者を山へ葬る思想もあり、「山送り」などと呼ばれとった。このように、山は死と関連付けられる場所でもあった。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「山を舞台にした怪異譚」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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