ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(2/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィアと】

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストはマリアちゃんとゆうと鈴猫さんよ。」

マリア「太刀魚。私です。」

悠(女)「ダツ。あーしだ。」

鈴猫「えーと……さんま?私です。」

友利「お魚、魚卵……むふふ」

ゆえ「ほねくだき……!」
ボキッ!
友利「ばっ…!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

悠(女)「魚料理は何が好きだ?」

鈴猫「うーん、やっぱりお寿司とかかな」

マリア「私は食べられる魚ならなんでも行けますね。毒があっても死なないならギリ行けます。」

鈴猫「それはいかないで」

マリア「大丈夫、大丈夫です。私は泥くさくてと生くっさい川魚でも火を通して頭から噛み砕いて食べてましたから。」

悠(女)「お前ならアニサキスでも消化しそうだな」

鈴猫「アニサキスって確か寄生虫だよね…」

マリア「ですね。」

ゆうな「そういえばアニサキスは人の体内に入ってもなんで死なないの?」

悠(女)「死なないわけじゃないんだが……プロメ」

プロメ(仮)【アニサキスは、オキアミというプランクトンの一種を食した魚介類を介してヒトに感染します。軽い腹痛を伴うケースから、激痛、腸閉塞に至るケースなど、さまざまです。アニサキスはヒトの体内に入ると約1週間で死んでしまいますので、全くの無症状で済むこともあります。】

鈴猫「あ、無症状で済むこともあるんだね。あ、でもさ、お刺身とかはともかくお魚って調理されて出てくることが多いよね。それでも、生きてるの?」

悠(女)「アニサキスは、「60度以上での1分以上の加熱」「マイナス20度以下での24時間以上の冷凍」によって死滅する。だから煮魚や焼き魚は確実に大丈夫だな。」

マリア「最近は鮮度の良い状態での漁場から市場への冷蔵輸送技術が向上した分、アニサキスは増えている印象がありますよね。」

ゆうな「じゃあ、お刺身を食べる場合はどうしたらいいの?」

悠(女)「これでもかってぐらい噛み砕く。これでもかってぐらいな。」

ゆえ「なるほどなぁー……!!」

プロメ(仮)【魚介類を口にしたあとに、上腹部通、下腹部痛、吐き気、嘔吐、発熱などの症状が現れたときには、できるだけ早めに病院にいってください。】

マリア「正しい処置を。はい、本日の世界の意外な物の名前のコーナー!」

ゆうな「ぴゅーぴゅー」

ゆえ「ぱふぱふーぱふぱふー……」

マリア「本日の意外な物の名前は……ライデンフロスト現象」

ゆうな「赤い稲妻」

ゆえ「それはじょにーらいでんや……。」

マリア「科学用語。熱したフライパンに水を垂らしたときに、水が丸まるのはこれで説明できます。」

悠(女)「より詳しく言うなら液体をその沸点よりはるかに熱く熱した金属板などの高温固体に滴らすと、蒸発気体の層が液体の下に生じて熱伝導を阻害するために、液体が瞬時に蒸発してしまうのを妨げる効果のことだ。 」

鈴猫「う、うん?」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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