ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(1/21/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「黄泉。俺やで。」

千世子「逢魔が時。千世子なのだ。」

ラム「冥界。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「夕方になるとムラムラするのも逢魔が時の影響ですかね。」

ゆえ「んなわけねーだろ……!」
ズブシュッ!
友利「ぱなじっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「夕方もなんも関係ない気がする。というか常にムラムラしとるんでは?」

ラム「猿かなんかか」

千世子「発情期?」

プロメ(仮)【ちなみにウサギは年中発情期です。では、今回は「メディアとうわさ話によって広がる学校の怪談」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「学校はね日本人であればほぼ全ての子供が通う場所であり、施設内の設備の大部分が共通しとる。トイレ、特殊教室、校庭、屋上、体育館、玄関など、これらが舞台になった怪談は、また別の学校においても舞台となりえる。」

ゆうな「学校から学校へのワープ能力」

ゆえ「がっこうというくうかんではむてき……!!」

千世子「どの学校にもトイレの花子さんが居て、理科室の人体模型が動き、音楽室のベートベンの目が光るように、学校の怪談は距離を隔てても共有することができるのだ。それが繰り返され、学校の怪談は増加していったのだ。」

ゆうな「各学校の花子さんが集まって花子オブ花子を決めるバトル展開はよ」

ゆえ「それではみなさんはなこふぁいと、れでぃーーごぉー……!」

ラム「一方で、これまで収集されてきた学校の怪談たちを眺めてみると、他では見られないその学校独自の怪談が生き残っている様子も確認できるわ。これは代々上級生から下級生へと、伝統として受け継がれてきたものもあるだろうし、それぞれの時代に子供たちの間で生まれたものもあるわ。子供たちはそうして怪異たちを解きに怖がり、時に楽しみ、そして彼らと共に学校生活を送ってきたわ。」

ゆうな「上級生から下級生へ変なルールも受け継がれていく。」

ゆえ「そういうのはすたれてどうぞ……。」

福太郎「学校という場所は、メディアによって共有される怪談も、その学校独自の怪談も、どちらも包みこみ、子供たちの力によって共存できる場所なんやな。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「地形」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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