ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡7

ー稲葉の部屋(隣)(12/23/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「聖獣。俺やで。」

千世子「魔獣。千世子なのだ。」

ラム「霊獣。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「淫獣……えへっです。」

ゆえ「わらってんじゃねぇよ……!」
べきょっ!
友利「むい゛ぃ゛!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「折れてない?」

ゆえ「きのせい……。」

ラム「エッグい音したけどね。」

千世子「でも、すぐに復活するのだ。」

プロメ(仮)【超再生。では、今回は「戦後のトイレの怪の変化」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「近世に語られた怪談の場合、前回話した河童のように基本的に便器の下から腕を伸ばしていたものの正体が語られるが、カミをくれを始めとした現代の怪異は、その正体は明かされない。河童や狸がトイレに潜むことにリアリティがなくなっても、正体不明の怪物が潜む余地は現代のトイレにも残されとる。」

ゆうな「多目的トイレで不倫とか」

ゆえ「ちがういみのきょうふ……!!」

千世子「近世以降、日本は急速な発展を遂げ、電気が通り、夜でも明るく生活する術を手に入れたのだ。無論トイレもその恩恵に預かった
場所のひとつだが、トイレは人間が無防備になる場所なのだ。」

ゆうな「トイレぐらい落ち着いていたい。」

ゆえ「りらっくすしたいばしょ……」

福太郎「常光徹はその著書「学校の怪談口承文芸の発展と諸相」にて、トイレを舞台とした階段が多い理由を「孤立した空間の中で、陰部を露出した状態のまま屈むという、動物としての人間の弱点をさらけ出した姿勢が、絶えず抜き去り難き不安を誘っている」ことが要因のひとつであると考察しとる。」

友利「つまりエッチてことですね!!」

ゆえ「ち・が・う……!」
ドッ!ゴッ!ガァン!
ゆえ「ぎ・や・んっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

ラム「怖い話を聞いたり、ホラー作品を見た後に夜中のトイレや風呂場へ行きたくないと思ったことは誰もがあるんじゃないかしら。たったひとり、無防備な状態になることへの恐怖はねどんな時代になってもぬぐえないものなのかもね。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「増え続けるトイレの怪のバリエーション」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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