ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(1/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは九頭竜道玄さんと百目鬼雲水さん。それに悠よ」

道玄「道玄だ」

雲水「雲水じゃ」

悠「……」

優希「わぁ…悠の顔色が蒼白じゃなく土気色だ」

悠「え、なにこれ罰ゲーム?」

道玄「お前最近鍛練サボってるだろ」

雲水「弛んできとらんか小僧。」

悠「いわれてるぞ」

優希「アンタだよ!」

悠「俺か!」

道玄「……」

雲水「……」

悠「めっさ睨まれとる…」

雲水「やれやれ…せっかく俺が鬼状態(オニモード)を伝授してやったのに…持ち腐れになっとるわけだな」

悠「多用するなったのおっさんだろ」

雲水「それはそれだ。」

道玄「どんな技も使い手次第だろ」

悠「なんで俺はラジオで説教されてんだ?」

優希「知りませんよ」

紅菜「九頭竜さんと百目鬼さんはどういう格闘スタイルなんです?」

道玄「…無いな」

優希「え?」

雲水「道玄は龍剄気孔。俺は鬼状態があるからなあとは我流だ。」

稲葉「悠は大人モードとかもできるのよね。」

悠「できねぇし。俺は十二分にアダルティだよ。」

道玄「みためはな」

雲水「中身はまるでガキだろ」

悠「おーし、おっさん等、表に…」

道玄「ん?」

雲水「なんだ?」

悠「優希ちゃんが表に出ろコラといっていました」

優希「俺関係ない!?」

悠「いやぁ、あっしは九頭竜様にも百目鬼様にも逆らいなんかしませんぜぃ」

優希「この人、超かっこわるい」

悠「格好うんぬんより命のが大事だからな」

道玄「情けない…。これが弥一の孫とはな」

悠「爺を比較に出すな」

稲葉「お二人は弥一さんとは…?」

道玄「アイツに引導を渡すのは俺だと思っていたんだがな…」

雲水「けど、一番弥一のヤロウと因縁が深いのは夜見のヤロウだろ。」

悠「夜見って冬花のじいさん?」

雲水「おうよ。夜見はあれでなかなかな戦闘狂でなぁ。自分からは吹っ掛けねぇけどやりだしだら止まらねぇのよ。」

悠「ふぅん。で、爺との因縁て?」

道玄「あの目の古傷は弥一に付けられたものらしい」

雲水「どんな敬意かはしらねぇけどな。だが、勝敗は弥一の勝ち。夜見は今でも恨んでるんじゃねぇか?」

道玄「まぁ、最悪お前がはけ口になればいいだろうけどな」

悠「だってさ」

優希「だから、俺じゃなくアンタだよ!」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
62/100ページ
スキ