ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡

ー稲葉の部屋(隣)(11/25/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「フォース。俺やで。」

千世子「呪根。千世子なのだ。」

ラム「無効。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「え、いま男根っていったです?」

ゆえ「いってねぇわ……!」
ズドン!
友利「がはっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「弾痕やったな」

ラム「それも違う」

千世子「めまわし大根、ねむり大根なのだ。」

プロメ(仮)【みんなのトラウマ。では、今回は「社会的マイノリティへの不安」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「男が妖怪となる場合がなかったというたら、そうでもない。しかし「~男」「~爺」という名の妖怪は「~女」や「~婆」に比べると非常に数が少なく、名称としては「~坊主」「~小僧」「~入道」というようなパターンが多い。」

ゆうな「カメラ小僧とか」

ゆえ「こぞうずしとか……。」

ラム「違う違う」

福太郎「これは女性が男性中心の社会からマイノリティと見なされたように、宗教者や年少者もまた社会から外れた存在として見なされていたことに因むんやろう。」

ゆうな「茶坊主」

ゆえ「にゅうどうぐも……」

ラム「この子ら引っ張るわね」

千世子「現代社会ではそういった差別的な思想はほとんどなくなったものの、妖怪が生まれる背景の側面だけが残ったのだ。つまり、「~女」「~婆」「~小僧」という名前が怪異妖怪の名付けの法則として残ったという可能性があるのだ。」

ゆうな「○○マン的な」

ゆえ「すぱいだーまっ……!」

福太郎「タラッタラーー!」

ラム「女性だから、老婆だから、宗教者だから怪異・妖怪視されていたものが、怪異だから、妖怪だだからこの名前をつける、という逆の方向に作用するようになったと考えられるわ。また、単純に老婆という普通はか弱いはずの存在だが、高速で走ったり怪力を発揮したりという落差が、単純に現代人にはウケがいいのではないかしら。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「「幽霊といえば女性」の伝統」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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