ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡
ー稲葉の部屋(仮)ー
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「さてゲストはともきくん、優日でお送りするわ。さぁ、ともきくん怪談よろしく。」
ともき「いきなりだな。」
優日「ともき君が話したら次は誰が話すの?」
稲葉「私か禅君か優日よ。」
ともき「まさか四人でローテするのかあと九十七話を…」
稲葉「まさか、他のゲストも呼ぶわよ。」
優日「よかった。」
稲葉「じゃ、ともき君どうぞ」
ともき「…これは、友人から聞いた話だ。1人暮らしで良くある話だが、そのマンションの1室は、人が居着かない場所だった。」
入居しても一週間以内に出ていってしまう。
その部屋は丁度2階の端っこ、7段ある階段を上ったすぐのところにあった。
大家さんは嫌な感じがして、気になっていたがある日ついに、一週間以上経っても出ていかない人が現れたました。
大家さんは安心しながらも、気になって訪ねていったが住人は出てきませんでした。
様子おかしいので、大家さんは警察を呼び一緒に中に踏み込み、住人が変死しているのを発見しました。
死亡原因がはっきりしないと言うことで警察は原因を突き止めるために、今までそこに入居したことのある人達を訪ねたそうです。
ところが一様に、話したがらない。
どうにか「刑事さんがそこまで言うなら」と聞けた話は…
夜になると、子供の声がするそうです。
初日は「かいだんひーとつのーぼった」
なんだ?と思い起きてみるが、それ以上何事もなく気のせいだと思ってやり過ごしました…
が、次の日…
「かいだんふーたつのーぼった」
3日目
「かいだんみーっつのーぼった」
4日目・・5日目・・・6日目
徐々に近くなってくる声
階段は7段しかありません。
それに恐れた住人は皆逃げ出していたのです。
ともき「結局……7日目に何が起こるのかそれを知っているのは……死んだ彼だけ……話は以上だ。」
優日「うわ…最後ゾッとしちゃった。」
稲葉「いつでも抱きついていいわよ?」
ともき「そこ堂々とセクハラするな。」
稲葉「あら…残念。じゃ次は私が話すわ。四話目…ある地方の水産試験場で働いていた男の話よ。」
工場の二階の空き部屋にベットなどの家具を運び込み住んでいたらしいの…
夜になるとそこに女の幽霊が出るようになったらしいですす。
まだ若い髪の長い女性で、どこを見るともなくうつろな目をしており、うつむきかげんで部屋の隅に立つ。
悪さもしないし、特に何を訴えるわけでもないので、男はしばらくの間ほうっておいたそうです。
女の立つ位置はいつも決まっているので、ベットとその場所の間についたてを置いて見えないようにした。
2、3日はそれでうまくいっていたのだが、何時しかついたてのこちら側、つまり男のベットのすぐ側に女が立つようになってしまったそうです。
そして女は寝顔を覗き込むような形になったが…
男は意地になって、無視を決め込んだ。
幾日か経ったある夜、男が寝ているといつものように女が姿を現した。
しかし…今日は何かか違う、何が違うんだろうと考えた男は、理由に気づいてゾッとした。
いつもは焦点のあっていない女の目が、その日に限って男の目の奧をじっと見つめてきているのだ。
女と目を合わすと布団の中が氷のように冷たくなってくる。いけないと思い必死で目をそらし、布団の中に潜り込んで丸くなるとだんだんと温もりが戻ってきた。
ほっとした拍子につい女の目を見てしまった。
また氷のような冷たさに逆戻りである。
その繰り返しを何度続けただろうか、気がつくと朝になっていた。
このままでは命が危ないと思った男は、その日のうちに水産試験場を辞め実家に帰った。
稲葉「…その後はその女の幽霊は現れることはなかったらしいわ。」
稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」
禅「烏哭禅の…」
稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」
稲葉「さてゲストはともきくん、優日でお送りするわ。さぁ、ともきくん怪談よろしく。」
ともき「いきなりだな。」
優日「ともき君が話したら次は誰が話すの?」
稲葉「私か禅君か優日よ。」
ともき「まさか四人でローテするのかあと九十七話を…」
稲葉「まさか、他のゲストも呼ぶわよ。」
優日「よかった。」
稲葉「じゃ、ともき君どうぞ」
ともき「…これは、友人から聞いた話だ。1人暮らしで良くある話だが、そのマンションの1室は、人が居着かない場所だった。」
入居しても一週間以内に出ていってしまう。
その部屋は丁度2階の端っこ、7段ある階段を上ったすぐのところにあった。
大家さんは嫌な感じがして、気になっていたがある日ついに、一週間以上経っても出ていかない人が現れたました。
大家さんは安心しながらも、気になって訪ねていったが住人は出てきませんでした。
様子おかしいので、大家さんは警察を呼び一緒に中に踏み込み、住人が変死しているのを発見しました。
死亡原因がはっきりしないと言うことで警察は原因を突き止めるために、今までそこに入居したことのある人達を訪ねたそうです。
ところが一様に、話したがらない。
どうにか「刑事さんがそこまで言うなら」と聞けた話は…
夜になると、子供の声がするそうです。
初日は「かいだんひーとつのーぼった」
なんだ?と思い起きてみるが、それ以上何事もなく気のせいだと思ってやり過ごしました…
が、次の日…
「かいだんふーたつのーぼった」
3日目
「かいだんみーっつのーぼった」
4日目・・5日目・・・6日目
徐々に近くなってくる声
階段は7段しかありません。
それに恐れた住人は皆逃げ出していたのです。
ともき「結局……7日目に何が起こるのかそれを知っているのは……死んだ彼だけ……話は以上だ。」
優日「うわ…最後ゾッとしちゃった。」
稲葉「いつでも抱きついていいわよ?」
ともき「そこ堂々とセクハラするな。」
稲葉「あら…残念。じゃ次は私が話すわ。四話目…ある地方の水産試験場で働いていた男の話よ。」
工場の二階の空き部屋にベットなどの家具を運び込み住んでいたらしいの…
夜になるとそこに女の幽霊が出るようになったらしいですす。
まだ若い髪の長い女性で、どこを見るともなくうつろな目をしており、うつむきかげんで部屋の隅に立つ。
悪さもしないし、特に何を訴えるわけでもないので、男はしばらくの間ほうっておいたそうです。
女の立つ位置はいつも決まっているので、ベットとその場所の間についたてを置いて見えないようにした。
2、3日はそれでうまくいっていたのだが、何時しかついたてのこちら側、つまり男のベットのすぐ側に女が立つようになってしまったそうです。
そして女は寝顔を覗き込むような形になったが…
男は意地になって、無視を決め込んだ。
幾日か経ったある夜、男が寝ているといつものように女が姿を現した。
しかし…今日は何かか違う、何が違うんだろうと考えた男は、理由に気づいてゾッとした。
いつもは焦点のあっていない女の目が、その日に限って男の目の奧をじっと見つめてきているのだ。
女と目を合わすと布団の中が氷のように冷たくなってくる。いけないと思い必死で目をそらし、布団の中に潜り込んで丸くなるとだんだんと温もりが戻ってきた。
ほっとした拍子につい女の目を見てしまった。
また氷のような冷たさに逆戻りである。
その繰り返しを何度続けただろうか、気がつくと朝になっていた。
このままでは命が危ないと思った男は、その日のうちに水産試験場を辞め実家に帰った。
稲葉「…その後はその女の幽霊は現れることはなかったらしいわ。」