ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡

ー稲葉の部屋(隣)(9/29/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「お狐さんの駅。俺やで。」

千世子「白い駅。千世子なのだ。」

ラム「すざく駅。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「駅といえば痴漢プレイですね。」

ゆえ「それはしゃないやろがい……!」
ズドッ!
友利「いひゃんっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

ラム「社内とかの問題じゃなくて痴漢ってのが問題なんだけどね。」

福太郎「多目的トイレ」

千世子「それ、この前も言ってたのだ」

ラム「それも犯罪だから。」

プロメ(仮)【表に出せない流行語大賞。では、今回は「異界駅の怪」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「きさらぎ駅の様相は古びた無人駅で、周りは草原と山ばかりで民家もなし。しかし怪異の気配はそこかしこに存在しており、突如現れた片足のない老翁に声をかけられたと思えば姿を消したり、太鼓や鈴の音が遠くから響いていたとされとる。」

ゆうな「太鼓や鈴の音、つまり……お祭り!」

ゆえ「わっしょいわっしょい……!」

千世子「消えた老人はどういうことなのだ?」

ゆうな「お祭りだからね。片足のないお爺さんだって超高速で移動するよ。」

ラム「なんでやねん」

福太郎「また、きさらぎ駅に迷い込んだ女性は、前の駅まで送ってくれるという男の車に乗ったところ、車はどんどん山の方へと向かっていく。そして男はよく分からない独り言をつぶやき始めたため、隙を見て逃げ出すことをかきこんだ後、彼女の書き込みは途絶え、結末は分からんまま話は終わる。」

ゆうな「ハァハァ……送ってくれる……?」

ゆえ「のるな、のるな、はいえーす……!」

ラム「やめんかい。」

千世子「2004年に書きこまれたこのきさらぎ駅の話は、ネット上で話題になるとともに、多くの類似怪談を生み出したのだ。これ以降、電子掲示板やSNSを通し、異界駅に迷い込んだ体験談が度々報告されるようになるのだ。」

ゆうな「バズりたいんだね。」

ゆえ「いんふるえんさー……。」

ラム「これらの怪異の特徴は、怪異の主体が駅となっている点よ。電車や汽車にまつわる怪談は、これらの乗り物が登場した時代から数多く残されているわ。狐や狸が汽車に化ける偽汽車、死者を乗せて走る幽霊電車などが有名ね。しかし意外なことに、きさらぎ駅以前は駅自体が怪異となる話は少なかったわ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「現代の異界訪問譚としての異界駅」の続きでトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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