ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(1/8/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と優日よ」

悠「ちぇき、冥府魔道が散歩道、自由気ままな一人旅の俺だ。」

優日「ちぇき。お風呂の時間が至福のひとときになってる私です」

優希「二人のコンビは何だか久しぶりですね」

悠「けっこう一緒には居るんだけどな」

優日「悠の場合はひとり歩きしてても、その内誰かと行動するからじゃない?」

悠「かもしれないな」

紅菜「優日先輩は普段は誰と遊んでるんです?」

優日「小雪とかな。学校同じで同じマンションだし。」

悠「保護者代行だろ」

優日「雪が聞いてたら、今ごろきっと怒ってるね。『小鳥くんはどうしていつもイジワルいうのかな!』って」

悠「からかいがいがあるからな。」

優日「好きな子ほどイジメたくなるって信条だね」

悠「そんな事いったら、稲葉なんか誰かれなくイジメてるのはどうなる」

稲葉「やぁね。私のはイジメじゃないわよ。イジリよ。」

悠「知らんがな」

稲葉「じゃあ…悠の事イジメちゃおうかしら。クスクス」

悠「そんなディープな愛はノーサンキュ」

稲葉「あら、残念ね。クスクス」

優希「えーと…優日さんはどんな風に遊びます?」

優日「普通だよ?ゲームしたり皆で買い物行ったりして。あ、そうそう。このニット帽もこの前買ったんだよ。」

紅菜「鳥獣戯画の刺繍のあるニット帽なんてあるんですね。」

優日「うん。悠が見つけてくれたんだよね。」

悠「おう。ちなみに俺はニット帽じゃなく、鳥獣戯画刺繍のシャツを買った。」

優日「それも欲しかったんだけどお金足りなくなっちゃんたんだ」

悠「飲み代から引けば買えたんじゃないか?」

優日「そっちからは減らせないし、むしろ悠がご馳走してくれたら嬉しかったのになぁ」

悠「無理無理、俺の財布のなかもギリギリだし。」

優希「……」

悠「なんだ?」

優希「あ、いや…それってデートですか?」

悠「いや、普通に買い物いって飯食っただけ。」

優日「ご飯食べるっていうよりは、呑んでたって方が正しくない?」

悠「そうだな。」

紅菜「それ、ほぼ付き合ってません?」

悠「そんな色っぽいもんじゃないって」

優日「だよね。」

優希「そうっすか?」

悠「気の合う飲み友達だよな」

優日「友達以上兄弟未満みたいな」

優希「恋人すっとばして、斜め横に兄弟って…」

悠「私たちぃプラトニックな関係なのよぉ」

優希「なんでオネイになったんすか…」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
53/100ページ
スキ