ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡

ー稲葉の部屋(隣)(9/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「蟹坊主。俺やで。」

千世子「ボストン。千世子なのだ。」

ラム「大蛸。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「タコの触手でにゅるんにゅるんずりんずりん、ぷっしゃーっ!」

ゆえ「はさみ……!」
ドスッ!
友利「にゃぶっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「ボストンは妖怪やった!?」

ゆうな「強い海老」

千世子「強い海老なのだ」

ラム「強い海老って何よ……。」

プロメ(仮)【カーラボス、クレイクロウ等、では、今回は「現代のベトベトさん」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「前に紹介したべとべとさんは現代でも生き残っとるようで、いくつか遭遇したという体験談がある。例えば千葉幹夫編「全国妖怪辞典」ではも編者自身が聞いた話として、静岡県静岡市にて人の後をつけてくる足音が聞こえたため、「お先に起こし」というと足音が消えたというべとべとさんとして載る。」

ゆうな「追いかけてはダメ、そういう能力なの」

ゆえ「おいかけるのはだめ、だけど、おわせるのはよしっ……!」

ラム「常光徹編著「みんなの学校の怪談 緑本」では埼玉県からの投稿された事例としてこんな話が載ったわ。」

プロメ(仮)【夜道を歩いていて後ろから何かがついてくる気配がするときは、道の端によってから「べとべとさん、先へお越し」といえば良いという。】

ラム「また渡辺節子著「夢で田中に振り向くな」では、後ろから視線を感じた時、振り返るとべとべとさんに憑りつかれる。そのため振り返らずに少し歩いてから「お先にどうぞ」というと、足音が追い越していく。」

ゆうな「そして、今度はそれを追い越し返す」

ゆえ「まけるわけには……いかない……!!」

ラム「張り合うんじゃないわよ」

千世子「これらのべとべとさんは、先述した「妖怪名彙」のべとべとさんとは少し性質が異なっているのだ。全二者の事例は怪談の内容自体は元々のべとべとさんと大きな差異はないものの、体験された場所が奈良県から大きく離れた静岡県や埼玉県となっているのだ。また、後者の事例は人に憑りつく、振り返ってはいけないなど、より恐怖を強調した話になっているのだ。」

ゆうな「振り返ってはいけない小道」

ゆえ「つれていかれる……!!」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「現代のベトベトさん」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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