ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(1/6/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジオ…!」

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と紅くんよ」

悠「ちぇき、冥府魔道が散歩道、自由気ままな俺だ。」

紅「サッカーボールをホームランする事に定評のある俺だ。」

優希「既にサッカーのルールから逸脱してませんか、それ?」

紅「そんなことないよな?」

悠「十二分にあるよ」

稲葉「ハンド以外はセーフだから大丈夫よ」

紅「ほら。」

優希「それはサッカーではないです。」

悠「いや、常識に囚われすぎていたのかもしれない。サッカーのルールにバットでボールをホームランしちゃいけないってルールは無いんだから…」

優希「ルールと非常識の境界がずれてますよ!」

紅菜「じゃあ、ボールを足で蹴るのはどう?」

悠「それは新しいな」

優希「それがサッカーだよ!」

紅「~~」

稲葉「紅くんが呼吸困難になるまえに今日のトークは何にしようかしら?」

悠「ピロートークとかどうだろう」

優希「紅さんはなにか無いですか?」

悠「ほほう、スルーとは優希ちんも成長したなぁ」

紅「うーん…これといってはなぁ」

紅菜「最近あった事とかは?」

紅「昨日の夜帰ってたら三人組に闇討ちされた」

優希「あぁ…って、えぇ!?」

悠「お前も恨み買ってるなぁ」

紅「あはは」

優希「笑い事ですか…」

紅「ん~、闇討ちでも仕返ししてくる根性があるやつは嫌いじゃないし」

優希「えぇ…」

紅菜「けど闇討ちってなにされたんです?」

紅「人通りから外れたら後ろから鉄パイプで殴られた。」

悠「防いだんだろ。」

紅「もちろん。っか、気配バレバレだったから思いっきり裏拳を顔面に叩き込んでやった。感触的に鼻は折れてたと思うな。」

優希「マジすか…」

紅「んで、ひとり潰れて他二人も突っ込んできたけど……あはは」

悠「病院送りにしたわけかエグいやつめ」

紅「売られた喧嘩を買っただけさ。別にその後つるし上げたわけでもリンチにかけたわけでもないし。」

悠「みんな、気を付けろよコイツは笑いながら人を殴れる男だぞ」

紅「あはは」

悠「否定か肯定かしろよ」

紅「まぁ、できるなら。闇討ちじゃなく喧嘩売るなら真正面から来てほしいな。」

悠「その場合は?」

紅「病院送りにはならない程度にしとくさ。」

優希「優しさ……ですかね?」

紅「いや、真剣には真剣で受けとるって感じかな。まぁ、悠ならいつでも本気でいいぜ?」

悠「いや、ほら俺は無血主義でありんすから」

稲葉「じゃ、今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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