ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(6/29/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「サイクロプス。俺やで。」

千世子「ギガンテス。千世子なのだ。」

ラム「イーヴィル・アイ。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「大きなお目目で視姦プレイですね!」

ゆえ「めつぶし……!」
ざくっ!
友利「ぎゃぴっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「目玉の単体の怪物って一見したら弱点丸出しで生きとるよな」

千世子「ベアードさまなのだ。」

福太郎「ああ、その人は強い」

ラム「人ではない」

プロメ(仮)【魔眼。では、今回は「人間を襲う高速老婆」でトークしてもらいます。レディファイト!】

福太郎「「三枚のお札」や「牛方と山姥」に代表されるように、昔話に登場する山姥は逃げる人間を恐ろしい速さで走って追いかけてくる。せやけど現代では、老婆が追いかけ、追い抜いていくのは自動車や電車などの乗り物のことが多い。また、危害を加える方法も追いついた人間を捕えて喰うンやなぁて、追い抜いた自動車を事故に合わせるといった不可思議な力を使う場合が増えとるね。」

ゆうな「自動車に追いついてくるんだから生身の人間との追いかけっこは勝負にならないね。」

ゆえ「ゆっくりすることをわすれてしまったのかな……?」

ラム「これは老婆の怪が現代に適応して生まれた結果なのだろう。化け物に食われるよりも自動車事故に遭う方が現実的で、また機械を使っても逃げ切れないという恐怖も同時に与えるということなのかもしれないわ。」

ゆうな「いうて、生身で車に追いついていったり、ボンネットに飛び乗ったり、ひっくり返したりする人も結構いるけどね。」

ゆえ「わたしもやれる……。」

ラム「アンタらの周りは規格外だらけなのよ。」

千世子「しかし、昔のように生身の人間を襲う高速老婆がいなくなった訳ではないのだ。彼女たちもまた、現代では様々な名前で語られているのだ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回も「人間を襲う高速老婆」の続きでトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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