ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡5

ー稲葉の部屋(隣)(6/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「グレイトフルデッド。俺やで。」

千世子「メメント・モリ。千世子なのだ。」

ラム「死を敬え。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「死に直面すると生殖本能があれやこれやするんですよ。……するんですよ!」
ズイッ!
ゆえ「うるせぇ!……!」
ゴッ!
友利「やっだばぁー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「生殖本能が刺激される間に逝ってしまうパターンが多いんやけどな。」

ラム「まずそんな状況なら生きることに全力を注ぎなさいよ。」

千世子「生命本能全開なのだ。」

プロメ(仮)【生きる。では、今回も「固有の怪異となったババサレたち」でトークしてもらいます。】

福太郎「バーバラさんいう怪異もおる。」

ゆうな「マダンテ使いそう」

ゆえ「ときのすなもてにはいりそう……。」

福太郎「これは惨殺された少女の日記帳にまつわる怪異。毎日の出来事をその赤い日記帳に記録することを日課としていた少女だったが、惨殺されてからはその日記帳が消えてしまった。そしてこン話を聞くと、消えたはずの日記帳が手元に届く。この日記帳を開いてしまうと、その夜にバーバラさんが現れるという。」

ゆうな「唐突な惨殺に草生える」

ゆえ「おんなのこがなにしたっていうのか……」

福太郎「コレガワカラナイ。」

千世子「ここまでいくつかのババサレの怪を紹介してきたけど、バサレさんやバハーサル、バーバラさんは、既に老婆の怪であるという特徴を失っているのだ。」

ゆうな「「バ」がついてたらオッケー」

ゆえ「ばるぶはんどる……」

千世子「いや、それは道具なのだ…」

ラム「バファシサロは戦時中に生きたある音楽家の名前とされ、矢や銃で体を傷つけられ、終戦とともに血まみれになって死亡した。夜中の12時に何者かに戸を叩かれたとき「バファシサロ」と唱えることができなければ、その人間は血まみれになって死んでしまうという。」

ゆうな「馬刺しやろ?」

ゆえ「おいしそう……!」

ラム「違う違う」

福太郎「もとは「老婆よ去れ」いう意味合いの撃退呪文がやがて怪異の名前として認知されるようになって、数多くの名前が語られるようになっていったんやね。」

プロメ(仮)【もし今夜、あなたの部屋のドアが叩かれたとしても、どの撃退呪文を叫ぶのかが正解なのかは、運次第となってしまうかもしれませんね。では、今回はここまでで、次回は「高速老婆の怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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