ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(5/8/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「血まみれのコック。俺やで。」

千世子「赤い沼。千世子なのだ。」

ラム「右足のないバレリーナ。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「汁まみれのバレリーナとか如何です?」

ゆえ「やかましいんじゃい……!」
ズドスッ!
友利「ぷしゃっー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「組み合わせひとつで大変化」

ラム「汁なんてワードはなかったけどね。」

福太郎「隠し要素やな」

千世子「隠れたままでよかったと思うのだ。」

プロメ(仮)【隠された物こそ見つけたくなる。では、今回も「呪いの言葉の怪」の続きでトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「前回話した紫鏡の話の種類に「話を聞くと現れる」カシマさんやテケテケと構造が近い系統が顕著に表れとる話のパターンもある。」

ゆうな「プランBだ!」

ゆえ「ぷらんBって……?」

ゆうな「んなもんねぇよ!」

ラム「ひき逃げにあった少女の青い手鏡が、少女の血と混ざりあって紫色となった。以来、ひき逃げの犯人が20歳ほどの年齢であったことから、この話を知っている20歳の人間の元に少女の亡霊が現れ、呪い殺すようになったという。」

ゆうな「いっそ成人式に襲撃したほうが早いかもね。」

ゆえ「しんせいじんVSむらさきかがみのかい……。」

千世子「このように、この怪談は話を聞くと現れる怪異と、覚えていると死ぬ言葉の怪異は似た要素を持っているのだ。話を聞くか言葉を覚えていると、三日後~一週間後に現れるという要素が、一定の年齢や時期を迎えると、という要素にそれぞれ変わっているものの。大まかな筋書きが類似しているのだ。」

ゆうな「貞子も最初は動画見てから1週間後に現れるだったのに今では3日でくるからね。」

ゆえ「がしつがあがってしゅつげんそくどもましたんだよきっと……」

ラム「どんな関係があるのよ」

福太郎「話を聞くと現れる怪異の元になったのは幸福の手紙や不幸の手紙などのチェーンメール系の怪異であったため、この類の話が大幅に簡略化され、話を聞くと死ぬ、が名前を覚えとると死ぬ、に置き換わったんかもしれへんな。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで、次回は「ある年齢まで覚えていると身体の一部を奪いに来る」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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