ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(4/30/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「赤いチョッキ。俺やで。」

千世子「赤い沼。千世子なのだ。」

ラム「イルカ島。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「赤チン……赤いチン……」

ゆえ「ばいぜるふぇにっくす……!」
ゴォッ!
友利「ぷじゃっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「昔は赤チン塗っとけば治るが一般的やったな」

ゆうな「根本的に赤チンってなに?」

ラム「赤いヨードチンキの略ね。」

千世子「マーキュロクロム液なのだ。ちなみに今年で生産終了なのだ。」

プロメ(仮)【無色の消毒液たくさんありますしね。では、今回は「呪いの言葉の怪」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「20歳まである言葉を覚えとると死んでしまう。そんな話を聞いたことは無いやろか。」

ゆえ「たまごをください……」

ゆうな「ないです。」

ゆえ「あ、ない……じゃあぎゅうにゅう……」

ゆうな「ないです。」

ゆえ「こむぎこ……」

ゆうな「ない。」

ゆえ「やめたらこのしごと……!」

ゆうな「だってしょうがないさ(以下略)」

ラム「なんなのよその寸劇…」

福太郎「そン多くは何かに襲われる訳でもなく、怪現象が起きるわけでもなく、ただ覚えているだけでその身に不幸が降りかかるとされるため、現代怪異の中でも相当に理不尽な怪異のひとつやね。しかも、更に悪いことに、この類の怪異は数多のバリエーションを有しとる。」

ゆうな「クッキー☆がいっぱいあるみたいに」

ゆえ「やめてくれよ……(ふるえごえ)」

千世子「もっとも知られているのは紫鏡という言葉なのだ。この言葉を20歳まで覚えていると死亡する、そんな理不尽な噂が1970年代末頃から語られ始めたのだ。この類の怪異はただ言葉があるのみで、それが何を表しているのかは語られないことが多いが、紫鏡に関してはその限りでなく、多くの物語が語られているのだ。」

ゆうな「マン・イン・ザ・ミラー!」

ゆえ「ひきずりこんだ……!」

福太郎「紫鏡はスタンドだった?」

ラム「有名な話はこんな感じよ」

プロメ(仮)【ある女の子が大切にしていた手鏡があった。女の子はある時、悪戯心でその鏡を紫の絵の具で塗ってみたが、どうしてかその紫はどんなに洗っても拭いても落ちなかった。女の子は自分のしてしまったことを後悔し、一日も忘れることは無かった。それから女の子は20歳の時病気で亡くなったが、死の間際まで「紫鏡、紫鏡……」と呟いていた。】

ラム「この話では鏡の持ち主の過失で紫に染まったとされているけど、元々紫色の鏡を愛用していたという話もあるわ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで次回も「呪いの言葉の怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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