ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(4/22/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「奪衣婆。俺やで。」

千世子「信楽太夫。千世子なのだ。」

ラム「平等王。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「パンツだけを剥ぎ取る仕事なら友利もやりたいですね。。」

ゆえ「いのちをかりとる……!」
スパァンッ!
友利「そうるぶれいっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「懸衣翁のことも忘れんといて」

ゆえ「だれ……?」

ラム「奪衣婆は、三途川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼。」

千世子「懸衣翁は、奪衣婆が亡者から剥ぎ取った衣類を衣領樹の枝にかけ、その枝の垂れ具合で亡者の生前の罪の重さを計る老人の鬼なのだ。」

プロメ(仮)【地獄の沙汰も……。では、今回は「問いかけと名前から謎を解け」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「逆さ言葉以外の言葉遊びの怪としては、怪異の発言から謎を解くもンもおる。あぎょうさんが代表的な例やね。」

ゆうな「がりゅーちゃん」

ゆえ「かいいなんかぶっとばすぜ……」

ラム「これは学校の天井などに潜んでいる老婆の姿をした怪異で、突然子供の背中に振ってきてしがみつき「あぎょうさん、さぎょうご、いかに」という問いかけを行うわ。これに答えられないと首を齧られてしまう。」

ゆうな「「うそ」!なんて恐ろしい妖怪なんだ!それにしても「あぎょうさん、さぎょうご」とはいったい!」

ゆえ「なぞがなぞをよぶ……!」

千世子「この怪異の場合、問いかけの答えはあ行の三番目とさ行の五番目、すなわち「う」と「そ」を指しているのだ。この怪異自体が虚構の存在であることを表しているのだ。」

ゆうな「ナンダッテーワカンナカッタナー」

ゆえ「これにはおねえちゃんもびっくり……!」

ラム「ざぁとらしい…」

福太郎「徳島県には「夜行さん」という大晦日などの特定の日に現れる妖怪が伝わっとるけど、こちらには首のない馬に乗った鬼の姿をしており、なぞかけは行わん。おそらくあぎょうさんはこの夜行さんの名前を捻り、生まれたんかもしれへんね。」

プロメ(仮)【では、今回はここまでで次回も「問いかけと名前から謎を解け」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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