ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡4

ー稲葉の部屋(隣)(3/21/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「鏡の怪。俺やで。」

千世子「鏡の中の美女。千世子なのだ。」

ラム「カシマさん。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「鏡の中の美女に好き放題していい……いや、好き放題されるのもなかなか……ぐへへっ」

ゆえ「まんいんざみらー……!」
ズドッ!
友利「ぐぁんっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「鏡の中の世界なんて存在しませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃないのですから。」

千世子「花京院さんも、これにはびっくりなのだ。」

ラム「アンタら、本当にジョジョ好きよね。」

プロメ(仮)【奇妙だ。では、今回も「口裂け女以前のわたしきれいの怪」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「「わたしきれい」、こン問いかけを行う怪異の中でも古いんがカシマさんやね。福澤徹三著「怪の標本」によれば、氏が幼い頃(60年代から70年代前半の頃か)聞いた話として、こんなカシマさんの噂が記されとる。」

ゆうな「カシマさんの噂」

ゆえ「おんなのこにもてもてのおうじさま……」

福太郎「それ違う鹿島さんやな。」

ラム「顔に硫酸をかけられたカシマさんという女性が、家々を回って風呂に入っている人間に硫酸をかけに来る。その際に「あたし、きれい?」という問いかけを行うが、それに対する正しい答えは失念してしまったと記されているわ。福澤氏の記憶が正しければ、これは口裂け女以前に語られていた「わたしきれいの怪」といえるわね。」

ゆうな「硫酸とか怖いねー。」

ゆえ「あぶないよねー……。」

ラム「軽っる…。」

千世子「同じくカシマさんに関する怪異としては原爆少女がいるのだ。松山ひろし著「呪いの都市伝説カシマさんを追う」によれば、原爆少女は彼女の話を聞くと現れる怪異で、1970年代に語られていたのだ。」

ゆうな「今だと炎上間違いなし」

ゆえ「ひばくせいじんとかもおくらいりになったぐらいだしね……。」

福太郎「この少女は原爆によって焼き爛れた姿をしとって少女に「わたしきれい?」と尋ねられた際「きれい」と答えんとアカン。また「わたしはどこから来たか?」と尋ねられた場合は「カシマ」と答えんとアカンとされとる。」

ゆうな「どこへ行かれるのですか?」

ゆえ「きさまはたっけいだー……!」

ラム「これと類似したものには整形オバケがいて、紙が長く背が高い女の怪異とされるわ。綺麗な顔の半分を髪で隠しており「わたし、きれい?」と尋ねられた際に「きれい」と答えると、髪をかき上げてケロイド状の顔半分を見せる。そして「これでも?」と言いながらしつこく追いかけてくるという。」

プロメ(仮)【では、今回はここまでで次回も口裂け女以前の「わたしきれいの怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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