ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(1/9/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「ブラック花子さん。俺やで。」

千世子「ほうらいさん。千世子なのだ。」

ラム「まちこさま。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

揺光【ふぅー……。揺光じゃ。】

友利「むちむちのおっぱい、もふもふの尻尾、二つの要素が合わさって最強無敵ですね!」

ゆえ「まさにそのとおり……!」
ズドォン!
友利「ごぷぁっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「揺光さん、どないしました?」

揺光【いや別段なにか用事があるわけではない。ただ寄っただけじゃ。妾には気にせず進めてよいぞ。】

千世子「気にしないようにするには無理がある圧倒的な存在感なのだ」

揺光【では、浮いておこうか?】
ふよふよ

ラム「余計に気になる」

ゆうな「垂れ下がる尻尾……掴まずにはいられない!」
もふもふ

プロメ(仮)【人はモフモフに魅了される。では、今回も「花子さん」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

千世子「現在の花子さんの姿として有名なものはおかっぱ頭に赤い吊りスカート、白いシャツの少女、というものなのだ。けど伝承の中でこの恰好をしている花子さんはほとんど見られないのだ。」

ゆうな「マジスカ」

ゆえ「まじすかがくえん……。」

千世子「その多くは呼べば返事をするだけの怪であったり、腕だけが現れる、包丁や縄跳びなどの物体が現れる、とされる話も多いのだ。花子さんのビジュアルイメージは、メディアに頻繁に登場することにより、統一されていったものと思われるのだ。」

ゆうな「美少女設定はいつから追加されたんですかね。」

ゆえ「そりゃもうもえがはじまりだしたあたりからですよ……」

揺光【まんま化け物よりはある程度の美貌がある方が色々と惑わしやすいしのぅ。】

ラム「同じように、花子さんが全国の小学校に現れることができたのは、彼女が出現する場が「学校の女子トイレ」という、どの小学校にも、存在する場所であったことも大きいわね。」

ゆうな「スタンド攻撃を受けている!」

ゆえ「じょしといれからじょしといれにわーぷしてこうげきをしかけてくる……!」

ラム「限定的すぎでしょ、その能力」

福太郎「学校の三階の女子トイレに入り、奥から三番目のドアを三回ノックして、三度名前を呼ぶと中から返事が聞こえてくる。そんな怪談は、どんな小学校でも語ることができる。それゆえに……」

ゆえ「はい……!」

福太郎「はい。……子供たちは、自分の学校に花子さんがいると信じることができたんやね。」

ラム「「花子さん」という名前が日本人女性の典型的な名前としてメディアや学校教材の中で登場することも、子供たちに受け入れやすくなる一因になったのかもしれないわね。」

プロメ(仮)【ありがとうございました。では、今回はここまでで次回は「太郎くん、やみ子さん…トイレに現れる様々な怪異」の続きをトークしてもらいます。】

ゆうな「揺光さん、本当に居ただけだったね。」

揺光【寄っただけじゃからな。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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