ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(1/6/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「トイレの花子さん。俺やで。」

千世子「闇子さん。千世子なのだ。」

ラム「みな子さん。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「「○○子」ちゃんシリーズですね。……千世子ちゃん、うふふ。」

ゆえ「こうりゅうけん……!」
ギャォン!
友利「げぎゃんっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「○子VS○太郎」

ラム「アンタも福太郎でしょ」

ゆうな「雷太郎、風太郎君もいるよ」

千世子「案外多い太郎さんなのだ。」

プロメ(仮)【古風と呼ばれますが騎士と書いて「ナイト」等よりはマシかと。では、今回は「誰もがしている花子さん」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「トイレの花子さんは誰もが知っている学校の怪談であり、現在でも漫画やアニメを含めたメディア全般に登場する少女の幽霊やな。」

ラム「彼女がこのようにメジャーな存在になたのは1980年代以降と思われるが、原型は1940年代には既に存在していたわ。」

ゆうな「昔ながらのトイレアイドル。」

ゆえ「なるほどなー……。」

千世子「いくらアイドルでも、それは嫌なのだ。」

福太郎「松谷みよ子著「現代民話考7」によれば、1948年の岩手県和賀郡黒沢尻町(現北上市)の小学校にて、体育館のトイレの奥から三番目に入ると「三番目の花子さん」と呼びかけられ、下から白い手が現れるいう話があったという。」

ゆうな「結局、手が出てくる。」

ゆえ「はなこさんようそどこ……ここ……?」

千世子「便器から伸びる腕、という要素は古くから存在し、河童の仕業とされることが多いのだ。また常光徹著「学校の怪談口承文芸の展開と諸相」においては、戦後の学校では便器から出てくる腕をモチーフとした階段がいくつも語られていたことが記録されており、花子さんのルーツのひとつがこの類の妖怪だった可能性も考えられるのだ。」

ゆうな「……つまり、便器から生えてきた腕がカッパになって、そのカッパが女の子になった?」

ゆえ「しんかのれきし……」

ラム「違う違う、なんか違うから。」

福太郎「一方で学校の怪談編集委員会編「学校の怪談大辞典」では、同年の1948年に「花子さん」と呼ぶと「はーい」という返事が返ってくる、現在と同型の怪異譚があったと記されとるね。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで次回は「トイレの花子さん」の続きをトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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