ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(12/28/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「大ガマ。俺やで。」

千世子「ガマ仙人。千世子なのだ。」

ラム「百面蛙。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「長い舌、毒(痺れ)、ぬめぬめ……これはエロが始まりますですね!」

ゆえ「じゃけん……!」
ザシュッ!
友利「びじっゃ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「蛙蛇ナメクジ」

ラム「三すくみね」

千世子「どれもぬるぬる、テラテラなのだ」

プロメ(仮)【見た目や有毒でで恐れられる生き物。では、今回も「色問の怪」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「トイレに出てくる色問の怪の怪談が必ずしも腕の怪であることを重視しとった訳ではないことにも留意したい。」

ゆうな「足が出てきて尻を蹴ってくるとか」

ゆえ「めっちゃいらっとしそう……」

千世子「この類の怪談のルーツになったであろう赤マント・青マントがその証拠なのだ。前に話したように、現代でも紙と並んで色を選ばせる物の中では圧倒的に例えが多いマントの怪談譚は、戦前に存在していたのだ。」

ゆうな「マントはヒーローの証」

ゆえ「だーすべーだーとか……」

千世子「その人はヒーローではないのだ」

ラム「「現代民話考7」によれば、1935、6年頃、長野県の小学校の便所に行くとマントを羽織った男が居て、「赤いマントが欲しいか、青いマントが欲しいか」と聞いてくる。これに赤と答えるとナイフで刺されて真っ赤にされて殺され、青と答えると体中の血を吸われ、真っ青になって死んでしまう、という噂があったそうだわ。」

ゆうな「心臓に杭撃ちこまないと」

ゆえ「しんぞうにくいをうちこまれたらたいていのものはしぬ……」

福太郎「そりゃそうや。」

千世子「マントの怪人については同時期、東京都で赤いマントを着た怪人が出没し、あちこち死体が転がっていた、その正体は吸血鬼であった、という噂が発生していたと「現代民話考7」に記述があるのだ。血を吸うマントの怪人という点に共通点はあるが、どちらかの影響でもう一方が生まれたのか、それともまったく偶発的に生まれたのか、もしくはこれらの怪異に共通するモチーフがあるのか、現段階では不明なのだ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで次回は「さまざまなバリエーション」の続きをトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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