ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(12/16/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「木霊。俺やで。」

千世子「スダマ。千世子なのだ。」

ラム「亡霊。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

揺光【あと、おまけの妾じゃ。】

友利「幽霊による緊迫ポルターガイストプレイを味わいたいですね!」

ゆえ「ごーすとすいーぱーぱんち……!」
ズドンッ!
友利「ごふっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「直訳、幽霊を掃除する拳」

千世子「シンプルな強さを感じるのだ。」

ラム「えー……」

揺光【妾は余裕で殴り倒せるぞ】

福太郎「揺光さんは息吹きかけるだけで霧散させられそう。」

プロメ(仮)【格の違い。では、今回は「他の怪異成分との結合」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

福太郎「赤マントを羽織った怪人や、赤マントの必要性を問う声やなぁて、赤いマントそのものが怪異化しとる話もあり、ひれは触れると身体の一部が消えてしまうとされとる。」

ゆうな「透明マント」

ゆえ「すてるす……」

ラム「かつてのように道端で現れる怪人としての赤マントと、トイレで問いかけを行う赤マントが合体したような話もあるわ。東京都の横田基地付近では赤いマント売りと呼ばれる怪人が出現したという噂があり、「赤いマントはいりませんか」という問いかけに対し「いいえ」と答えると、牛刀をもって追いかけてきて背中を切られるというわ。」

揺光【背後から斬りかかられるなら尻尾で受ければよい】

ゆうな「尻尾がない人は?」

揺光【回し蹴りじゃ】

ゆえ「さすがぁ……!!」

千世子「赤マントがチェーンメールと化した話もあるのだ。紅マントと呼ばれるこのメールでは、日露戦争当時、日本軍が羽織っていた赤マントにあこがれながら貧困のため家庭でマントを作ってもらえなかった矢島剛という少年が正体とされているのだ。この少年は赤いマントを持っていないため「紅いマントはいらんかね」とからわれたことで自殺し、その霊がメールを受信した者の元に現れる、とされているのだ。」

ゆうな「メール送るパワーがあるなら紅マントぐらいいくつでも手に入りそう」

ゆえ「そりゃそうだ……」

福太郎「このように、赤い衣をまとわせる怪異たちは、形を変えながら長らく語り継がれてきた。道端に、トイレに、電子世界にと彼らは活躍の場を広げながら跋扈していっとる。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございました。彼らはこれからも、鮮血に染まった真っ赤な世界を作りだしていくことでしょう。では、今回はここまでで次回は「色問の怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
52/100ページ
スキ