ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(11/30/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「お岩さん。俺やで。」

千世子「貞子。千世子なのだ。」

ラム「幽体離脱。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「霊体プレイ一度は経験してみたいですね。」

ゆえ「そうるくらっしゅ……!」
グシャッ
友利「ぱりんっ」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

ラム「魂も砕いたら幽霊にもなれないわね。」

福太郎「完全な消失」

プロメ(仮)【霊だけに零ですかね。では、今回は「田中河内介の最後から鮫島事件へ」のでトークしてもらいます。レディーファイト!】

千世子「話してはならない怪はさらにさかのぼることは可能で、池田彌三郎著「日本の幽霊」に田中河内介の最期という話があるのだ。」

ゆうな「さらばさらば師匠!マスター・アジア、暁に死す」

ゆえ「ししょー……!」

福太郎「1912年、池田氏の父親がこの怪談を話そうとする人物人物と出会ったが、そン人物は「この話を知っているのも自分ひとりとなってしまった」と言いながら延々と本題に入らないまま同じ話を繰り返す。そして偶然その場に誰もいなくなった時に、机にうつぶせになって死んでいたという。」

ゆうな「早くあるある言いたい的な」

ゆえ「きゅうきょくのやりっぱなしげい……」

ラム「田中河内介は実在した幕府の武士で、大阪から薩摩に向かう途中の船上で命を落とした。その最期はどのようなものであったのかは伝えられておらず、無念の最期だったとも噂され、やがて祟りを起こしたという話まであった。この話は、そんな背景のもとに生まれたのでしょうね。」

ゆうな「海に落ちて死んだだけに噂に尾ひれがついたと」

ゆえ「ぎょぎょっ……!」

福太郎「そして近年では、電脳世界においてもこの類の怪談が生まれた。鮫島事件と呼ばれるこの怪談は、最初、電子掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた「伝説の「鮫島スレ」について語ろう」というスレッドが発端となり、誰も内容は知らないまま、もっともらしくとても恐ろしい事件があったという体裁で書き込みを行った。これは現在でも続いており、「鮫島事件」という言葉ば書き込まれれば、何か恐ろしい事件があったという前提で会話を交わすのがお約束となっとるね。」

ラム「よくあるネタよね。」

ゆうな「夢の国のネズミの話をすると危険みたいなもんだね。」

ゆえ「ははっ……」

千世子「チキンレースなのだ。」

プロメ(仮)【名前とただひたすらに恐ろしいという情報だけが伝わる怪談たち。それはこれからも人々の興味を刺激し続けていくのでしょうね。はい、ありがとうございました。では、今回はここまでで次回は「赤き衣の怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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