ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡3

ー稲葉の部屋(隣)(10/29/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「人面犬。俺やで。」

千世子「ケルベロス。千世子なのだ。」

ラム「ハウンドドッグ。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「メス犬って単語がもはやいやらしい意味にしか聞こえないです。」

ゆえ「だけんが……!」
ゲシッ!
友利「あひんっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「ある意味めっちゃ調教されとるな」

ラム「調教いうんじゃないわよ」

プロメ(仮)【これが闇というものですね。では、今回は「心霊の怪」でトークしてもらいます。レディーファイト!】

ゆうな「心霊……写真!」

ゆえ「しんれいすぽっと……」

千世子「心霊現象なのだ」

ラム「現代では心霊という言葉が死者の霊を表す文脈で、当たり前のように使われているわね。けど、その歴史は案外新しく、今の使われ方をされるようになったのは、ここ半世紀ほどのことなのよ。」

ゆうな「なっ、なんだってー」

ゆえ「MMRかな……?」

福太郎「ことあるごとにノストラダムスを出して地球を滅亡させないかんのやね。」

千世子「「心霊」とは本来「心理」や「精神」といったものを表す言葉だったのだ。」

ラム「けど明治時代、欧米から「Spiritual」という言葉と概念が入ってきたとき、日本人はこれを「心霊主義(神霊主義)」と訳したわ。これが現代の心霊観に大きな影響を与えることとなったわ。」

ゆうな「スピリットモンスター」

ゆえ「やたがらす……ろっく……うっ、あたまが……。」

福太郎「一枚からのヤタロック始めました。」

千世子「心霊主義とはもともと米国で生まれた宗教的思想なのだ。現代日本においては通俗的に広く浸透しているのだ。」

プロメ(仮)【では今回からはその心霊主義もしくは心霊科学の影響下に生まれた怪異たちについて、考察してください。】

ゆうな「つまりはお化け」

ゆえ「しろくてまるくてしただしてしっぽがぴょろんってなってる……。」

福太郎「んー……まさにお化けオブザお化けやな」

ラム「地縛霊、守護霊、背後霊、動物霊などの言葉は、現在では児童書や漫画、小説、テレビ、映画、論文に至るまで、普遍的に使われているわ。しかしこれらの言葉はもともと心霊主義で使用されていた単語が日本で訳されることにより使用されるようになったものよ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回は「地縛霊と浮遊霊」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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