ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2
ー稲葉の部屋(隣)(10/21/夕)ー
稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」
禅「烏哭禅…と…」
ゆうな「ゆうなとっ!」
ゆえ「ゆえと……」
プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】
優希「優希と」
貞子たん『貞子たんの……』
稲葉「電」
禅「脳」
ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」
貞子たん『よぉんっ~!』
優希「始まります」
稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」
福太郎「おばりよん。俺やで。」
千世子「ウブメ。千世子なのだ。」
ラム「毛女郎。私よ。」
プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】
友利「姑獲鳥……産女……孕ませ……」
ゆえ「ちがうもんになってるだろうが……!」
ドゴッ!
友利「はりゃぱんっー!」
ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」
ラム「令和の怪物ってああいうのの事なのかしらね。」
ゆうな「違うと思うよアレはシンプルな怪物」
福太郎「シンプルな怪物ってパワーワード」
プロメ(仮)【令和もたまったもんじゃないですね。では、今回は「明治以降の乗り物幽霊たち」でトークしてもらいます。レディーファイト!】
福太郎「んっ、時代ごとに幽霊は乗り物に現れた。松谷みよ子著「現代民話考3」においては、明治時代の青森県の話として、人力車を舞台とした幽霊譚が知らされとる。ただ、前回の菊の亡霊に比べたら復讐の要素は薄ぅなっとって、成金の家の主人に弄ばれて死んだ女の霊が、人力車に乗ってそン男の屋敷を訪れるいう話やね。」
ラム「この話でも金を払わずに家に入っていった女を訪ねると、誰も家には来ていないと言われることで女が死者であったことが判明する、という筋書きね。」
ゆうな「シンプルな筋書き」
ゆえ「しんぷるなまるがりーたのぴっざ……」
千世子「同書には戦後の沖縄県の話として、人力車に乗った女の幽霊が、車夫を騙して川に引きずり込もうとする話もあるのだ。こちらは幻を見せたり、渡されたお金が葉っぱに変わってしまったりと狐や狸に騙される話に近い展開になっているのだ。」
ゆうな「沖縄の怖い話」
ゆえ「なつのにこなまほらーではけっこうおもしろかったやつ……。」
ラム「このように乗り物に乗る幽霊の話は歴史が古く、乗り込むのも自動車とは限らないわ。1955年頃の青森県では、自転車に乗せて欲しいと頼む女性の幽霊の話があり、やはりいつの間にか姿が消えていたことでその女性が死者であることが分かったのだと語られているわ。」
ゆうな「二人乗りはアウトだね。」
ゆえ「ゆうれいだからせふせふ……」
ゆうな「……一理ある!」
福太郎「田中貢太郎著「奇蹟怪談実話」には1924年頃の話として、終電車に風呂敷を背負った60歳くらいの老婆が乗ってくる話がある。この老婆は車掌が切符を切ろうとすると消えてしまうとされ、そン正体はかつて電車に轢かれて亡くなった老婆の霊やとされとる。」
ラム「これに似た話はバスを舞台にしても語られているわ。先述した「現代民話考3」によれば、群馬県にてある雨の日、ひとりの老婆をバスに乗せたところ、いっこうに降りる気配がない。そこで座席を確かめに行くと、そこには老婆の気配はなく、ただびっしょりと濡れた座席があったという。この経験をした運転手は、次に若い女の幽霊を通して同じような体験をし、寝込んでしまったとされているわ。」
ゆうな「つまり時代が変わって人々の使う乗り物が多様化すれば、幽霊たちもそれに合わせて活躍の場を広げてきてるってことだね。」
ゆえ「さすがおねえちゃんやでー……」
プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回は「宇宙船幽霊の時代がやってくる。」でトークしてもらいます。】
稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」
禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」
禅「烏哭禅…と…」
ゆうな「ゆうなとっ!」
ゆえ「ゆえと……」
プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】
優希「優希と」
貞子たん『貞子たんの……』
稲葉「電」
禅「脳」
ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」
貞子たん『よぉんっ~!』
優希「始まります」
稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」
福太郎「おばりよん。俺やで。」
千世子「ウブメ。千世子なのだ。」
ラム「毛女郎。私よ。」
プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】
友利「姑獲鳥……産女……孕ませ……」
ゆえ「ちがうもんになってるだろうが……!」
ドゴッ!
友利「はりゃぱんっー!」
ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」
ラム「令和の怪物ってああいうのの事なのかしらね。」
ゆうな「違うと思うよアレはシンプルな怪物」
福太郎「シンプルな怪物ってパワーワード」
プロメ(仮)【令和もたまったもんじゃないですね。では、今回は「明治以降の乗り物幽霊たち」でトークしてもらいます。レディーファイト!】
福太郎「んっ、時代ごとに幽霊は乗り物に現れた。松谷みよ子著「現代民話考3」においては、明治時代の青森県の話として、人力車を舞台とした幽霊譚が知らされとる。ただ、前回の菊の亡霊に比べたら復讐の要素は薄ぅなっとって、成金の家の主人に弄ばれて死んだ女の霊が、人力車に乗ってそン男の屋敷を訪れるいう話やね。」
ラム「この話でも金を払わずに家に入っていった女を訪ねると、誰も家には来ていないと言われることで女が死者であったことが判明する、という筋書きね。」
ゆうな「シンプルな筋書き」
ゆえ「しんぷるなまるがりーたのぴっざ……」
千世子「同書には戦後の沖縄県の話として、人力車に乗った女の幽霊が、車夫を騙して川に引きずり込もうとする話もあるのだ。こちらは幻を見せたり、渡されたお金が葉っぱに変わってしまったりと狐や狸に騙される話に近い展開になっているのだ。」
ゆうな「沖縄の怖い話」
ゆえ「なつのにこなまほらーではけっこうおもしろかったやつ……。」
ラム「このように乗り物に乗る幽霊の話は歴史が古く、乗り込むのも自動車とは限らないわ。1955年頃の青森県では、自転車に乗せて欲しいと頼む女性の幽霊の話があり、やはりいつの間にか姿が消えていたことでその女性が死者であることが分かったのだと語られているわ。」
ゆうな「二人乗りはアウトだね。」
ゆえ「ゆうれいだからせふせふ……」
ゆうな「……一理ある!」
福太郎「田中貢太郎著「奇蹟怪談実話」には1924年頃の話として、終電車に風呂敷を背負った60歳くらいの老婆が乗ってくる話がある。この老婆は車掌が切符を切ろうとすると消えてしまうとされ、そン正体はかつて電車に轢かれて亡くなった老婆の霊やとされとる。」
ラム「これに似た話はバスを舞台にしても語られているわ。先述した「現代民話考3」によれば、群馬県にてある雨の日、ひとりの老婆をバスに乗せたところ、いっこうに降りる気配がない。そこで座席を確かめに行くと、そこには老婆の気配はなく、ただびっしょりと濡れた座席があったという。この経験をした運転手は、次に若い女の幽霊を通して同じような体験をし、寝込んでしまったとされているわ。」
ゆうな「つまり時代が変わって人々の使う乗り物が多様化すれば、幽霊たちもそれに合わせて活躍の場を広げてきてるってことだね。」
ゆえ「さすがおねえちゃんやでー……」
プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回は「宇宙船幽霊の時代がやってくる。」でトークしてもらいます。】
稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」
禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」