ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(10/1/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「逆さ鬼。俺やで。」

千世子「逆さ首。千世子なのだ。」

ラム「ろくろっ首。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「うなじをペロペロ、首をペロペロ、ペロペロタイムです!」

ゆえ「えめらるどすぷらっしゅ……!」
ズパァン!
友利「べろべろべーっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「タワーオブグレーかな?」

ゆえ「まさくるぅ……!」

ラム「皆殺し」

プロメ(仮)【でも、やられた側ですね。では今回も前回の最後に宣言していた通り「チェーンメールの怪」でトークしてもらいます。レディ……ファイト!】

福太郎「この手紙を拡散しなければ不幸になる……そン内容は人々に恐れられ、もしくは面白がらせてすぐに全国に広まったで。」

ゆうな「それっていつ頃の話なの?」

ラム「前回話した『「幸福の手紙」についての一考察』や松山ひろし著「呪いの都市伝説カシマさんを追う」によれば、1970年代にブームが起こったみたいね。」

ゆえ「りちゃーどりくそんがしょうりのぶい……」

千世子「それはなんなのだ?」

ゆえ「1974ねんにおきたうぉーたーげーとじけんによってあめりかがっしゅうこくだいとうりょうをじにんして、ほわいとはうすをさるさいにしょうりのぶいをかかげるしゃしんがとられたんだよ……。りちゃーどりくそんの……。」

ラム「何でそんなことに詳しいのよ…。」

ゆえ「1970ねんだいじょうほうです……。」

福太郎「話しは戻して……不幸にならないため、人々は不幸の手紙を複製した。ひとの恐怖心を煽るやり方は悪質やったけど、広まるんも早かったみたいやで。」

ゆうな「さぁ、絶望を私の方に向けろ!」

ゆえ「ぐりーん・でぃ……!」

千世子「ちなみにコピー機やファクシミリが一般に広まって、手書きによる複製が必要としない時代になると、幸福の手紙や不幸の手紙はそれらを利用して広まるようになったのだ。」

ゆうな「人間は……便利に流される!」

ゆえ「おてがるにのろいをふりまけるじだい……。」

福太郎「お手軽に呪いの動画も配信できる時代やしな」

千世子「困ったお手軽さなのだ」

ラム「そしてインターネットの登場や携帯電話の流行により、電子を通して簡単に複数の人々に同じ文面を送ることができるようになったわ。電子メールや電子掲示板上に蔓延したこれらはそれぞれ「チェーンメール」や「チェーンカキコ」と呼ばれ、内容のバリエーションも飛躍的に増えたわ。その中には恐怖に特化したものも多く、ある意味では現代の怪異文化の一部を担っていたわ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回も「チェーンメールの元になった怪談」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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