ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(9/27/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「豆腐小僧。俺やで。」

千世子「見つめ小僧。千世子なのだ。」

ラム「百目。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「いっぱい見られながらだと興奮度がマシマシですね!」

ゆえ「めつき……!」
ズドッ!
友利「がんきゅっ!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「深々といったなぁ」

ラム「いや、潰れたでしょ今の…」

ゆえ「あんぜんにはいりょしております……」

千世子「安全に配慮された目突きとはいったいなんなのだ?」

プロメ(仮)【びっくりナイフ(刃が引っ込むオモチャ)的なものですよ。では今回も前回の最後に宣言していた通り「チェーンメールの怪」でトークしてもらいます。レディ……ファイト!】

ゆうな「チェーンメールってなんだっけ?」

福太郎「文章の最後に「このメールを○○人の人に送ってください」いう趣旨の文言が記されとるンが特徴のメール。」

ゆうな「はいはい、わかった」

ラム「その名の通り人から人への鎖で結ぶようにつながるチェーンメールは古くは欧州で手紙の形で流布し、「チェーンレター」と呼ばれているわ。日本では大正時代からその一種である幸福の手紙が流布した記録があるわ。」

福太郎「丸山泰明の研究ノート「「幸福の手紙」についての一考察」によったら、1922年には幸福の手紙がロンドンから日本に流布したそうや。また、こン論文やと幸福の手紙が同時期に複数のルートから入ってきたことにも触れられとるね。」

ゆえ「こうふくのてがみはどういうないようだったの……?」

福太郎「欧州における幸福の手紙はもともと決められた人数に同じ文言の言葉を記した手紙を送ることで幸福になれるいう内容やで。」

ゆうな「お手軽な幸せ」

ゆえ「ふけばとびそう……」

千世子「けど、時を経て幸福の手紙に一定の人数を送らなければ不幸になるというマイナスの面が加えられたのだ。大正時代に日本にこの手紙が入ってきた際には、既に「悲運」、「悪運」になるといった文言があったのだ。やがてその中かから「幸福になる」という内容が削られ「不幸になる」という部分だけが残る手紙が現れたのだ。」

福太郎「幸福の要素が消えた時、幸福の手紙は不幸の手紙へと変貌する。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回も「チェーンメールの怪」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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