ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(8/26/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「やまびこ。俺やで。」

千世子「狛犬。千世子なのだ。」

ラム「めらりひょん。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「あかなめのような長い舌がほちい友利です。」

ゆえ「ひっこぬかれろ……!」
ゴンッ!
友利「べろべろべー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

千世子「舌が長いと不便そうなのだ。」

福太郎「せやけど便利なこともあるかもしれんでとんどる蠅をとらえたり」

ラム「カメレオンかっ!っていうか、蠅を舌で捕りたくないし」

福太郎「そらそうやな。」

プロメ(仮)【唾で撃ち落とす技能の方がいいかもしれませんね。。はい、では今回も前回の最後に宣言していた通り「花子さんのヒーロー化」でトークしてもらいます。レディ……ファイト!】

ゆうな「前回の最後にいったのと微妙に違う」

ゆえ「おうようりょく……。」

福太郎「「学校のコワイうわさ花子さんが来た!!」が花子さんに与えた影響やろね。」

ラム「「花子さんは子供の味方」っていうキャラクター設定ね。」

福太郎「んっ、この作品における花子さんは、子供を怖がらせるんやなぁて、人間を襲う怪異を退治するヒーローとして登場するんよ。」

ゆうな「でも、たまに見捨てるよね。」

ゆえ「で、さいごにちょっとかいせついれる……。」

福太郎「せやけど、基本的には作品内に置けるヒーローの役割やから。」

千世子「でも、花子さんにとって画期的な変化だったのだ。ヒーローっていう属性を与えられた花子さんは、子供たちにとって、他の怪談にはない、親しみやすく、頼りになる怪異としての存在を確立していったのだ。」

ゆうな「鬼太郎でもええんやで?」

ゆえ「おばけのぽすとにてがみをいれりゃあ、どこかできろうのげたのおと……。」

福太郎「カラン、コロン、カランカランコロン!」

ラム「この「花子さんのヒーロー化」が大ブレイクの第一の理由よね。」

福太郎「恐ろしい学校の怪談がひしめく学校生活において、子供の味方ンなる、自分たちの同じぐらいの子供の姿をした花子さんの存在は、吸いやったに違いないで。」

千世子「実際1990年代後半には、子供たちの間で語られる花子さんも、ただ恐ろしい存在というだけでなく、友達になってくれる悪い人間をやっつける、といった弱者の味方として語られるようになったのだ。」

ゆうな「敵ーか味方か?カーボウイ」

ゆえ「てきかな……みかたかなー……?」

ラム「花子だってんでしょ」

福太郎「悪やなぁて善の存在としての学校の怪談。それは怪異としては異質でありながら、子供たちの人気を得て大ブレイクするきっかけになったんやね。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回も「「トイレ」の怪異が大ブレイクの理由」の続きでトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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