ー放送ー⚡電脳ラジオ(肆)⚡2

ー稲葉の部屋(隣)(8/14/夕)ー

稲葉「新たな幕開けと共に爆笑と苦笑い、危ない病みつきが生まれる古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

ゆうな「ゆうなとっ!」

ゆえ「ゆえと……」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール、プロメフィア】

優希「優希と」

貞子たん『貞子たんの……』

稲葉「電」

禅「脳」

ゆうな&ゆえ「「ラジオ(らじお……)!」」

貞子たん『よぉんっ~!』

優希「始まります」

稲葉「はい、電脳ラジオ(肆)の時間よ。今日のゲストは福太郎さんと千世子ちゃんとラムさんとプロメ(仮)よ。」

福太郎「心が!心が必要なのだ。俺やで。」

千世子「ついに台風は危険な領域へ!千世子なのだ。」

ラム「暴風。私よ。」

プロメ(仮)【怪奇談シナリオ読み込み型収集ツール。プロメフィア(仮)ちゃんです。】

友利「雨と風で濡れ透けてめくれて、やったぜっ!!」

ゆえ「じょりーんおねぇちゃんがわたしてくれた……!」
メギギッ!
友利「くばぁーー!」

ゆうな「なぁにやってるんですかねぇ。」

福太郎「やっぱり6部は最高やなって。」

千世子「プッチ神父の頭がプッチンなのだ。」

ラム「え?」

千世子「気にせず進めてどうぞなだ。」

ゆうな「これはお父さんの影響かな。」

ゆえ「あくえいきょうですわ……。」

プロメ(仮)【ギャグは感染する。はい、では今回も前回の最後に宣言していた通り「怪異の歴史」の続きでトークしてもらいます。レディ……ファイト!】

福太郎「時代に合わせてまた生まれてくる怪異も変わってきて、それで増え続けとるわけで」

ラム「明治時代に入ると、近代化に伴う合理主義により怪異を排除する傾向も生まれたが、そんな中でも怪異たちは我々の側から離れなかったわ。」

千世子「欧米から降霊術としてテーブルターニングが入ってくれば、日本でなじみ深い狐の霊と結びつくなどして、こっくりさんが生まれたのだ。」

ゆうな「うちにはいい狸と悪い狸が居る」

ゆえ「わるいほうはほんとどうしょうもねーなー……。」

福太郎「汽車が走り始めれば、キツネや狸がその真似をして、線路の上を走り回る偽汽車の噂が語られるようになったな。」

ゆうな「幽霊列車?」

ゆえ「あいつなにげにしゃべれるんだよね……」

千世子「大正時代から昭和時代へ、幾度の戦争を経験して後も、怪異たちは生き残り続けたのだ。」

ラム「1970年代のオカルトブームの際には、心霊写真が書籍やテレビで紹介され、地縛霊、浮遊例といった、今ではお馴染みの心霊用語が定着したわ。また、現代でも有名なカシマさんや口裂け女が出現したのもこのころね。」

ゆうな「私キレイ?」

ゆえ「めっちゃきれい……!」

ゆうな「照れるぜ」

ラム「なにやってんの…」

福太郎「平成に入って90年代の学校の怪談ブームでは、トイレの花子さんが子供たちの心を掴み、人体模型の怪、二宮金次郎の怪など、学校のいたるところに怪異が出現したで。」

ゆうな「魔界の罠がぞくぞく迫る」

ゆえ「そこにもここにもあそこにも……」

福太郎「エロイムエッサイムエロイムエッサイム、あー、バランガバランガ僕らの悪魔くん」

千世子「それ怪異じゃなくて悪魔なのだ」

ラム「2000年以降、一般家庭にインターネットが普及し、怪異は活躍の場をネット上にも広げていったわ。ネットの電子掲示板や投稿サイトには様々な怪奇譚が書きこまれ、人々はその情報を共有できるようになったわ。それは現在まで続き、次々に新しい怪異が生まれているわ。」

福太郎「人の歴史は怪異とともにあって、その時代に合わせ、様々な怪異の姿を想像し、遭遇してきた。」

千世子「怪異たちと歩む歴史は、きっと人類が生き続ける限り、変わらないのだ。それで次の時代にどんな怪異が現れ、系譜を繋いで行くるか、それを知ることが楽しみで鳴らないのだ。」

プロメ(仮)【はい、ありがとうございます。では、今回はここまでで次回は「トイレの花子さんの歴史」でトークしてもらいます。】

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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